BOTOX VISTA®認定医、ジュビダームビスタ®認定医、エランセ認定医
品川スキンクリニック新潟院院長。2016年度「美容医療の口コミ広場」総合満足度No1ドクター。 (業界最大規模の品川グループにて。) 美容外科手術を年間1000件以上、過去の施術件数は2万件を超え、その技術力と効果に定評があります。
二重になって目ヂカラをアップしたい。毎朝の時間がかかるアイプチ、アイテープも卒業したい。ノーメイクでも二重のパッチリ目もとになりたい。そんな方におすすめなのが、二重になる人気のプチ整形「埋没法」です。
最近急にきれいになった友達はプチ整形で二重にしたらしいから興味シンシン。でも「プチ」とは言っても「整形」だからちょっと怖いし、抵抗もある。
・失敗することはない?
・クリニックはどうやって選べばいい?
気になるけれどなかなか人には聞けない「埋没法」のすべてをご紹介します。
二重になる人気プチ整形『埋没法」とは?
すっかり一般的になった「プチ整形」という言葉ですが、美容整形との違いを知っていますか。実は「プチ整形」というのは正式な名称ではなく、通称。外科手術をともなわない美容整形や美容医療という意味で使われています。体への負担やリスクも少なめで費用も本格的な美容整形に比べると安いのが「プチ整形」。
その中でも人気の施術が二重になれる「埋没法」です。
「埋没法」は、メスを使わず、まぶたの裏側とまぶたの表面の皮膚を留めて結び埋め込んで二重をつくる施術です。なお、糸をまぶたの裏側から留める場合とまぶたの表面から留める場合があります。
埋没法の手術の種類3つとおすすめの手術方法
埋没法手術の種類は、糸で留める箇所の数で分かれます。希望する仕上がりのイメージや、瞼(まぶた)の厚みや脂肪のつき方などによって、向いている手術の種類が変わってくるので、施術前のカウンセリングでしっかり確認しておきましょう。
また埋没法はとても人気のあるプチ整形のため、大手美容クリニックには糸の通し方、使用する糸や針の種類を工夫した各院オリジナルの手術方法もあります。
■①一点どめ
文字通り、瞼の裏の中央部分を一カ所だけとめて二重の幅を作る最もシンプルな方法。埋没法の中では一番手軽で時間が短く費用も安いため、初めてのプチ整形をする方に人気の手術法です。
ただし簡単な分とめた部分がとれやすく、二点どめや三点どめに比べて元に戻りやすい傾向があります。またまぶたの脂肪が薄い人、厚い人、目を開ける力が弱い人には向かない手術方法です。
<仕上がりのイメージ>
中央部分だけを止めるので、どうしても瞼の両端は落ちやすくなります。そのためはっきりとした二重のラインを作りたい方には向きません。自然な雰囲気の奥二重の目もとに仕上がることが多いので、周りにプチ整形したことを気づかれたくない方におすすめします。
■②二点どめ
埋没法の中で最もポピュラーな手術法がこの二点どめ。作りたい二重のラインに沿って二カ所を糸でとめるので、目尻までしっかりと二重のラインを作ることができます。瞼が厚めの方や一点どめでは二重のラインがはっきりできず不満足な方に向いています。
<仕上がりのイメージ>
目頭部分は奥二重で、目尻の方に向かって二重の幅が広がるように仕上がることが多い手術方法です。日本人には、元々生まれつきこういった末広がり型の二重瞼の方が多いので、プチ整形後もあまり違和感を感じることはありません。施術後新たに知り合った人にはほとんど整形を気づかれることがないようです。
■③三点どめ
瞼の裏の三カ所をとめる方法です。埋没法は糸でとめる箇所が多くなるほど、二重の幅は広くなりキープする力もアップするので、くっきりとした二重を作りたいけれど切開法で瞼に傷を残したくないという人は、三点どめが向いています。
ただし、とめる場所が増える程、手術にかかる時間や体への負担、費用も増え、施術後の腫れ方や腫れる期間も増えることになるので、心配な点は術前のカウンセリングでしっかり確認しておきましょう。
<仕上がりのイメージ>
はっきりとした二重の華やかな目もとになります。目頭から目尻まで、目のラインに沿ってしっかりとした二重のラインが生まれます。この時重要なのが全体の顔立ちと二重の幅のバランス。バランスが悪いと目もとだけ浮いてしまい不自然な顔立ちになってしまうこともあります。美容医療、美容整形の仕上がりを左右するのはドクターの経験と美意識。術前にはどんな目もとにしてどんな顔立ちになりたいのか、そのためにはどんな施術が最適なのか、納得いくまでカウンセリングを受けておきましょう。
■おすすめの手術方法
とめる点数が多いほど二重の固定力が高くなります。
また、平行型二重をつくりたい場合は目頭側にも高い固定力が必要となります。
そのため、おすすめの手術方法は次のようになります。
・長持ちする二重をつくりたい方
→3点どめ
・平行型二重をつくりたい方
→3点どめ
・末広型二重をつくりたい方
→2点どめ、3点どめ
・奥二重をつくりたい方
→1点どめ、2点どめ、3点どめ
・まぶたに厚みがある方
→3点どめ
となります。
なお、医師・クリニックによっては4点どめ、5点どめもおこないますし、まぶたの脂肪・厚みによってもおすすめの方法は変わりますのでどの方法が合っているのか医師に相談しましょう。
埋没法の痛みの程度
プチ整形とは言っても、手術は手術。まして顔の、それも目もとに施術を受けるわけですから、痛みはとても気になりますよね。手術がとても痛かったらどうしよう、術後の痛みが続いたらどうしようと心配していては、リラックスして埋没法の施術が受けられません。
そこで、ここでは予想される痛みとその程度についてご紹介します。ただしこれは一般的な例となります。痛みの感じ方は個人差があるもの。目もとや瞼の皮膚の状態によっても変わってくるので、痛みについての疑問や不安は、カウンセリングの際に解決してください。
■手術中の痛み
<麻酔の注射の痛み>
埋没法の手術の前には、目もとに局所麻酔の注射を打ちます。この注射はほんの一瞬のことですが、やはり痛いです。目もとに注射を打たれる恐怖感で、より強く痛みを感じることもあるようです。しかし逆に言えば埋没法の手術中で痛いのはここだけ。局所麻酔が効いてくれば、痛みを感じることはほとんどありません。ここさえ我慢すればぱっちり二重になれることを考えて頑張りましょう。注射の場所はまぶたの表面の糸を留めるところと瞼をひっくり返した裏側の2箇所です。緊張して体に力が入り過ぎていると、痛みをより強く感じるのでできるだけリラックスするのがポイントです。
麻酔の注射の痛みを和らげるために極細の注射針を使用するクリニックも増加。また注射の液が入っていく時の痛みについては、局所麻酔液を人間の体内と同じPHになるようアルカリ緩衝液を混ぜるといった工夫をしているクリニックもあります。また希望者には別料金で笑気麻酔を使用するケースもあるようです。
<眼球保護板を入れる痛み>
クリニックによっては、埋没法の手術中に眼球を傷つけないために、板を目の中に入れる
ところもあります。この処置も痛みを感じるのですが、心配な方はカウンセリングの時に眼球保護板を使用するかどうか確認しておきましょう。なお、眼球保護板は使用しないクリニックがほとんどです。
<埋没法施術中の痛み>
局所麻酔が効いているので、施術中はほとんど痛みを感じることはありません。瞼を引っ張られ、チクチク縫われているのをなんとなく感じる程度です。
■②術後の痛み
<当日>
埋没法の手術後、数時間が経って局所麻酔の効果が切れると、徐々に痛みが出てきます。痛みはそう強いものではなく、クリニックから出された痛み止めで充分に対応可能です。
<翌日以降>
術後3日位は軽い痛みがありますが、日が経つに従いだんだんと消えていきます。もし逆に痛みが強くなっていくようなことがあれば、感染症などのトラブルが起きている可能性も。すぐにクリニックに連絡をして診察を受けてください。
埋没法の手術時間と手術前の注意点
<埋没法の手術時間>
約10分程度です。
<埋没法の手術前の注意点>
◯術後のダウンタイム対策
美容医療や美容整形の施術を受けた後の腫れなどの症状が目立たなくなり、日常生活で周りの人に気づかれないレベルになるまでの期間を「ダウンタイム」と言います。
埋没法のダウンタイムはプチ整形の中でも短めなのですが、それでも3日~5日程度は腫れが出ます。細かな腫れも含めると1ヶ月間は腫れがあります。できれば術後数日間は仕事を休めるようにしておくと安心。どうしても休めない方は片目ずつ日をずらして施術し、腫れが目立たなくなるまでは眼帯をして過ごすという方法もあります。
◯施術を周りに気づかれないための準備
埋没法手術の前は、アイプチやアイテープを使い、アイメイクを濃いめにして、周りの人に印象づけておきましょう。施術後二重になっても、プチ整形したことが周りに気づかれることを防げます。
埋没法と切開法の違い4つ
■切開法とは
二重整形には、埋没法の他に切開法という手術方法があります。切開法とは瞼をメスで切って二重のラインを作る手術法で、部分切開と全切開があります。
◯部分切開
瞼の中央部分を1センチ程度切開して折り返すようにして二重のラインを作ります。瞼が厚くて埋没法では二重を作れない方などに向いている施術。傷は二重のラインと重ねて隠すように施術します。残る傷が全切開よりも小さく目立ちにくいのもメリット。仕上がりは、埋没法と全切開の中間のイメージです。
二重の持ちは埋没法よりはいいのですが、全切開よりは悪く、瞼の脂肪が多い方や瞼が厚めの方は時間が経つと二重のラインが消えてしまうこともあります。元々の瞼の状態によって部分切開では二重にならないケースもあり、その場合は全切開を勧められます。
◯全切開
二重整形の中で最もはっきりとしたきれいなラインが作れ、効果も持続するのが全切開です。瞼を3センチ前後切開し、縫い合わせて二重のラインを作ります。この施術のとき同時に瞼のたるんだ皮膚や余分な脂肪も取り除くことができるので、すっきりした目もとになり印象も大きく変わります。
しかしその分ダウンタイムも長く、2週間程度は目立つ腫れが続きます。腫れがおさまった後もしばらくは二重の幅が広めで、完全に落ち着くまでは数ヵ月~半年程度。施術の効果は大きいのですが、目元への負担も大きく、費用も二重切開の中では最も高くなります。
■埋没法と切開法の違い4つ
①埋没法と切開法の手術時間の違い
<埋没法>
約10分
<切開法>
部分切開・・・約30〜40分
全切開・・・約40〜50分
②埋没法と切開法のダウンタイムの違い
◯術後の腫れ
<埋没法>
腫れはわずかで、3日~5日程度で落ち着きます。
<切開法>
部分切開・・・1週間程度は目立つ腫れが続きます。
全切開・・・10日~2週間程度は目立つ腫れが続きます。
◯術後のアイメイクはいつからできる?
二重整形したことを周りに気づかれないためにはアイメイクでカバーすることが多いのですが、術後アイメイクが可能な時期も埋没法と切開法では違ってきます。ここでは一般的なケースを紹介しますが、術後の瞼の状態などによっても変わってくるので、自分の場合はどの程度のアイメイクならいつ頃からしてもいいかを必ずドクターに確認しましょう。アイメイクをする時だけでなく落とす時にも目もとに触れることになるので、いつものアイメイクなども含め具体的に相談しておくと安心です。
<埋没法>
約2日後からアイメイクをすることができます。
<切開法>
部分切開、全切開とも抜糸(手術から5〜7日後)の翌日からアイメイクをすることができます。
③埋没法と切開法の持ちの違い
<埋没法>
目を開ける力が弱い人や、腫れぼったい目の人、目をよくこする癖がある人は、糸でとめた部分が取れて、元に戻るケースもあります。まただんだんと二重の幅が狭くなってきたり、二重のラインが浅くなってきたりすることもあります。
<切開法>
持ちがよく、元に戻ることはあまりありません。部分切開より全切開の方が、効果が持続します。
④埋没法と切開法の費用の違い
<埋没法>
両目で8万円前後
<切開法>
部分切開・・・両目で25万円前後
全切開・・・両目で28万円前後
埋没法のメリット5つ
プチ整形人気メニュー埋没法のメリットをご紹介します。
①手軽に受けられる
埋没法はプチ整形の中でも安全性が高く、手術時間も短い手軽な施術。初めての美容医療、美容整形は埋没法の二重整形だったという方も多いです。どこの美容クリニックでも受けられ、症例数も多い施術です。
②仕上がりがナチュラル
瞼の裏側や表側から糸でとめるだけなので、自然な二重のラインに仕上がります。いかにも整形という印象の目もとにはならないので、周りの人に気づかれるリスクは低いです。どこが変わったのかははっきりわからないけれど、なんとなくすごくきれいになった…そんなイメージになれるのが埋没法です。
③元に戻せる
今は二重になりたくても、将来的には元々の目もとに戻したくなるかもしれない…そんな不安があるなら埋没法がおすすめです。瞼の裏側や表側でとめた糸を取り除くだけで元に戻すことが可能。他の美容整形、美容医療にはないメリットです。
④費用が安い
プチ整形の代表格、埋没法の二重整形は費用もプチなのが大きなメリットです。二重になってきれいになりたいけれどお金はあまりかけたくない、かけられないという方でも大丈夫。
クリニックによっては施術モニターをホームページなどで募集しているところもあります。モニターになるとより安い費用で施術を受けることができますが、症例として写真をホームページや広告、院内で患者さんが見る資料などに使われることになります。
⑤ダウンタイムが短い
埋没法は術後3日~5日程で腫れがほとんどわからなくなることが多く、アイメイクも可能になります。二重に整形したいけれど、仕事を長くは休めない。周りにはできるだけ気づかれずに二重になりたい。そんな場合も気軽に施術を受けられます。金曜に休みを取って埋没法の施術を受け、土曜と日曜日は予定を入れずに家でゆっくり。そして月曜からは二重の目もとで仕事に行くという週末プチ整形をする方も多いようです。
手術後の注意点①:埋没法の手術後に目が腫れる期間と経過
埋没法の手術後の腫れが出る期間の目安をご紹介します。とめる箇所が多くなるほど、はっきりとした二重のラインを作った時ほど、腫れる期間は長めになります。
<手術当日~2日後>
腫れのピークの時期です。この期間はできれば仕事は休み、プライベートの予定なども入れないことをおすすめします。
<手術3日後~1週間>
少しずつ腫れがひいてきて、アイメイクをすれば日常生活では周りの人に気づかれないレベルになります。また目もとの皮膚は体調や疲れ、睡眠不足の影響なども出やすいので、この時期はあまり無理をしないように心がけてください。
<手術1週間後~1ヵ月>
仕上がりのイメージよりも二重の幅がやや太めに感じられる時期です。幅が太めに見えるのは目と二重のラインの間にわずかな腫れがあるため。この腫れの部分もだんだん落ち着いてきます。
<手術1ヵ月後>
術後の腫れをほとんど感じなくなり、イメージ通りの二重のラインになるのは、約1ヵ月後が目安です。
手術後の注意点②:腫れが早く引かないときの対策
目もとの腫れは気になるもの。少しでも早く落ち着かせるための対策をご紹介します。
<適度に冷やす>
埋没法の手術を受けた当日から2日後位までは冷やすようにしてください。しかし冷やし過ぎは施術を受けた部分に強い刺激となり、逆に腫れてしまうことがあるので気をつけましょう。アイスノンなどをタオルやハンカチに包んで軽く当てるような感じで冷やすのが効果的です。
<顔の位置を高くする>
手術で緊張した疲れもあり、術後自宅で過ごす時は、ついつい横になりたくなりますが、長い時間横になっていると腫れやすくなるので要注意です。起きている時間はできるだけ椅子に座るなどの体勢を保ち、頭の位置を高くするように心がけましょう。寝る時は枕を少し高めにするのがおすすめです。
<アルコールや運動は1週間後から>
体が温まると血行がよくなるので、腫れが出やすくなります。アルコールや、スポーツは、術後1週間程は避けた方が無難でしょう。湯船にゆっくりつかるのも腫れが出やすくなるので、術後数日はシャワーだけで。洗顔やシャンプーは構いませんが、目もとに強く触れないように気をつけてください。また、洗顔・シャワー・入浴は術後いつから可能かはクリニックの指示に従いましょう。
手術後の注意点③:埋没法が手術後に取れる原因と確率
埋没法は取れやすくて、元に戻りやすいというウワサも耳にしますが、実際のところはどうなのでしょう。取れる原因とその確率をご紹介します。
<埋没法が取れる一般的な確率>
取れる確率は元々の瞼の状態や、二重の幅はどのくらいに仕上げたか、何点どめにしたかという手術方法でも変わってきますが、大手美容外科がホームページに掲載しているコメントによれば「術後3~5年で20~30%の人が取れる」ということです。これは個人差が大きいので、自分の目の場合はどのような経過が考えられるか、ドクターに確認しておくと安心です。
<埋没法が取れる原因>
埋没法が取れる原因は生活習慣によるものと元々の瞼の状態によるものがあります。
・生活習慣
花粉症やアレルギーなどで目を強くこすることが多い人やコンタクトを使っていて目に触れる機会が多い人は、埋没法が取れやすいようです。
・元々の瞼の状態
瞼の皮膚が厚い人や瞼に脂肪が多くついている人、瞼を開ける力が弱い人は埋没法だと取れやすいので切開法を勧めるクリニックもあります。また二重の幅を広めに施術した場合も幅を狭めに施術したケースよりも、取れる確率が高くなります。
手術後の注意点④:埋没法で抜糸をする判断基準と時期
埋没法で抜糸をするケースは、施術部分にトラブルが起きたケースと本人の希望による場合があります。
<施術のトラブル>
瞼の中にゴロゴロとした感じがあって痛い、目がチクチクして痛いなど、痛みが続く場合は、瞼の裏でとめた糸が眼球などに触れて傷つけている恐れがあるので、すぐにクリニックを受診してください。ドクターの判断により早急に抜糸を行うこともあります。
<本人の希望>
仕上がりが気に入らない、目を閉じると糸の結び目がふくらんで見える、目の違和感が消えないなど、本人の希望の場合は、術後1ヵ月位で抜糸するケースが多いです。
手術後の注意点⑤:術後に失敗のおそれがある症状
目がチクチク傷んだり、腫れがいつまでも続くようなら、糸が眼球に傷をつけていたり、感染症を起こしていたりといった手術が失敗している可能性が考えられます。すぐにクリニックで受診しましょう。
また埋没法手術後、目が疲れやすくなったり、目が開けにくくなるといった症状もまれにあります。原因と正しい対処方法を見極めるためには受診してドクターに相談してください。
埋没法で失敗するリスクは?失敗例7つと対策
埋没法は失敗の少ない比較的安全なプチ整形ですが、手術を受ける以上失敗のリスクはゼロではありません。考えられる失敗例をご紹介しますので、心配な点、不安な点は、カウンセリングの際に解決しておきましょう。
①仕上がりがイメージと違う
顔の印象を大きく左右する目は、ほんの数ミリどこかが変わっただけで印象が大きく変わります。また顔全体の中でのバランスも大切で、二重の幅が広いほどきれいになれるというわけではありません。二重のラインだけがくっきりし過ぎたことでアンバランスな違和感のある顔になってしまったという失敗例も。多くのクリニックでは術前のカウンセリングの際に仕上がりのシミュレーションをしてドクターと確認するシステムになっています。どんな目もとになりたいかだけでなく、顔全体もどんなイメージになりたいかをはっきり伝えておきましょう。また美容整形の仕上がりは施術するドクターの美的センスにも大きく影響されます。症例写真などをよく見て、美意識を共有できるドクターやクリニックを選ぶのが、美容整形成功の秘訣です。
②左右の二重の状態が違う
人間の目は元々大きさや二重の幅が微妙に違うことが多いもの。瞼の脂肪のつき方や厚さ、瞼の皮膚のたるみ方にも左右差があります。埋没法の手術は瞼の裏で糸をとめるだけのシンプルな方法のため、瞼の脂肪や皮膚のたるみを調整することはできず、二重のラインの仕上がりに左右差が出るケースもまれにあります。症例数の多い経験の豊かなドクターなら左右差を充分考慮しながら施術可能。左右均等な二重になれるかどうかも事前に確認しておくと安心です。
③腫れが続く
術後の腫れが比較的少なく、通常は3日~5日程度で目立たなくなることが多い埋没法ですが、1ヵ月近く経っても腫れが気になるようなら、クリニックに連絡してなるべく早く受診しましょう。術後に何かトラブルが起きた時のアフターケアについても、事前にしっかり確認しておく必要があります。
④二重のラインが取れる
埋没法の効果は永久的には続かないことがほとんどです。瞼の裏でとめた糸が少しずつゆるんだり、場合によっては切れてしまうことで、二重の幅がだんだん狭くなったり、術前の目もとに戻ってしまうケースも。クリニックによっては何カ月以内だったら無料で手術をやり直すという保証制度を明示しているところもあります。万が一短期間でやり直しが必要になった場合のクリニックの対応も確認しておきましょう。
⑤目を閉じると糸のふくらみが見える
埋没法は、瞼の裏で糸をとめて結び目を作っているので、目を閉じ時にその結び目の部分が少し膨らんで見えることがあります。通常はあまり目立たず、アイメイクでカバーできることがほとんどですが、どうしても気になる場合は施術を受けたクリニックに相談を。手術をやり直して結び目の位置を変えるという方法もあります。
⑥瞼から糸が出てくる
経験豊富なドクターに施術を受けた埋没法ならほとんど起きないことですが、万が一糸が出てくるようなことがあれば手術の失敗が考えられます。すぐにクリニックに連絡して受診を。
⑦瞼が赤く腫れる
糸に細菌がついて感染症を起こした状態です。すぐにクリニックを受診して治療を受ける必要があります。
失敗しないための美容外科クリニックの選び方
埋没法はとてもポピュラーなプチ整形ですが、望み通りの目もとになるためには、美容外科クリニックの選び方がとても重要です。
◯安さで決めない
ホームページや広告などに、とても安い価格の埋没法を載せているクリニックも多くあります。すべてのクリニックがそうだというわけではありませんが、経験の浅い医師が施術したり、実際に受診すると高い施術を強く勧められるようなケースも。大切な顔、それも目の施術です。安さだけでクリニックを決めるのは避けてください。
◯カウンセリングは納得いくまで
できれば複数のクリニックでカウンセリングを受けてから、施術を決めることをお勧めします。どんな疑問点、不安点にもわかりやすく答えてくれて、費用の面まで親身になって相談にのってくれるようなクリニックやドクターを選びましょう。手術のリスクやアフターケアなどの確認も忘れずに。カウンセリング当日に勢いでそのまま施術を受けてしまうのもやめましょう。
埋没法の値段相場
埋没法の値段はクリニックによって違います。値段が極端に安いクリニックは、使用している器具のクオリティが低かったり、ドクターのスキルに不安があることも。価格はあくまでも参考にして、いくつか候補のクリニックを選んだらカウンセリングを受けることから始めましょう。埋没法の一般的な相場は、両目で約8万円前後です。
まとめ
人気のプチ整形、埋没法二重形成は、手軽にきれいになれるとても魅力的な施術です。しかし成功してイメージ通りの目もとになるためには信頼できるクリニックとドクターを見つけて、どんな目もとになってどんな顔になりたいかをしっかり伝えることから。
埋没法でできること、できないこと、失敗の可能性、リスクなどもすべて理解し納得した上で施術を受けることが大切です。