禁煙のメリット33個とデメリット10個!禁煙効果は劇的?【薬剤師解説】

禁煙のメリット33個とデメリット10個!禁煙効果は劇的?【薬剤師解説】

たばこを吸っていると体に悪いとはよく言われますが、止めるのは簡単ではないですよね。この記事では、禁煙のメリット・デメリットと具体的な禁煙効果について詳しく解説します。たばこを吸っている人はぜひ参考にしてください。


※この記事は薬剤師資格を持つライターが書いています。

たばこを吸いづらい環境が増えている近年、禁煙を試みる人も多いのではないでしょうか?
しかし、禁煙を試みてもすぐ挫折してしまうという人も多いことでしょう。

実際には、禁煙することは、デメリットに比べかなり多くのメリットがあります。禁煙によるメリットを理解することは、禁煙を継続するための助けになると考えます。

ここでは、禁煙によるメリットとデメリット、さらに禁煙の方法についてご紹介します。
あなたの禁煙の参考にしてみてください。

禁煙は難しい?

禁煙を試みるけど、すぐに挫折してしまうというケースが多くみられます。禁煙はなぜ難しいのでしょう?

禁煙が難しい原因には、たばこに含まれるニコチンの影響があります。

たばこを吸うと、肺から血液中に吸収されたニコチンが脳にあるニコチン受容体に結合します。ニコチンがニコチン受容体に結合すると、ドパミンという快感を感じさせる物質の放出が増えて気分がよくなり、たばこをまた吸いたいという気持ちになります。

さらに、体内のニコチンがきれると、イライラ落ち着かなくなり、イライラを回避するために、再びたばこを吸いたくなります。このように、たばこを吸うことによりニコチンに依存するようになることが禁煙を難しくします。


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禁煙のメリット33個

ニコチンによる身体的、精神的な依存が禁煙を難しくしていますが、たばこを吸いたい欲求に打ち勝つために、禁煙のメリットを知っておきましょう。かなり多くのメリットがあります。

1. 目覚めがよくなる
喫煙時は、十分な睡眠時間をとったとしても朝の目覚めが悪く、たばこを吸ってやっとすっきりするといった状態が多いですが、禁煙することにより、朝、スッキリ目覚めることができるようになります。

2. 集中力が向上する
喫煙中は、たばこを吸わない時間が長くなるとイライラして、集中力が低下します。
禁煙することにより、たばこによる弊害がなくなり、集中力も向上します。

3. イライラ感がなくなる
ニコチンの作用は、喫煙後大体30分くらいでなくなるといわれています。そのため、ニコチンが切れるとイライラ感が出てきます。禁煙すると、ニコチン切れによるイライラ感から開放されます。

4. 食べ物がおいしくなる
禁煙して数日すると、味覚や嗅覚が戻り、たばこを吸っていたときよりも食べ物が美味しく感じられるようになります。

5. 口臭が気にならなくなる
喫煙後、口臭が「たばこ臭い」といわれることはありませんか?
禁煙すると、口臭も気にならなくなります。

6. 咳や痰が出なくなる
たばこを吸っている人は、気管支が刺激され炎症を起こしやすくなり、咳や痰がでやすくなります。禁煙して1~2ヶ月経過すると、咳や痰は減り、喘鳴などの症状が改善します。

7. 歯が黄ばむことがなくなる
たばこを吸っている人の歯は、たばこのヤニで黄色くなっていることが多いですね。
この黄ばみは、歯磨きで落とすことも可能ですが、かなり時間をかけないときれいに落ちません。禁煙すると、歯の黄ばみを気にする必要もなくなります。

8. 虫歯の予防になる
たばこを吸うことで、ビタミンCが大量に失われ、慢性的にビタミンC不足となると、虫歯の原因となる歯垢が溜まりやすくなり、虫歯になりやすくなります。
禁煙することにより、虫歯のできやすい環境を改善することができます。

9. 歯周病の予防になる
喫煙により、歯垢が溜まりやすくなることは、歯周病の原因にもなります。
禁煙により、歯周病になるリスクも軽減されます。

10. 肩こりが改善する
喫煙は、血管を収縮する作用があり、体内の血行が悪くなり、肩こりなどを起こしやすくなります。禁煙により、血行が改善されて、肩こりも和らぎます。

11. 肌の調子がよくなる
たばこの悪影響のひとつに肌荒れがあります。それは、たばこを吸うとニコチンの血管収縮作用により、血管が細くなり、肌へ十分酸素が供給されなくなります。

さらに、皮膚を健康に保つために重要なビタミンのひとつにビタミンCがあります。ビタミンCは肌のハリを保つコラーゲンの生成に関与していたり、メラニン色素の合成を抑え、シミをできにくくする働きがありますが、たばこを吸うと体内のビタミンCが大量に消費されることが知られており、不足がちになるためです。

禁煙によってビタミンCの消費が減り、皮膚を健康に保つために十分働くことができるため、肌の調子がよくなります。また、血行も改善され、肌への酸素の供給がよくなり、肌の調子をよくします。

12. 唇の色が改善する
たばこによる血行不良は、唇の色もくすませます。
禁煙により血行が良くなることで、唇も健康的な色に戻ります。

13. 髪が健康になる
たばこを吸っていると、血行不良、ビタミン不足になりやすく、髪の毛も不健康になり抜け毛も増えます。禁煙すると、髪の毛も健康になります。

14. 冷え性が改善する
禁煙により、体の血液の循環がよくなるため、冷え性が改善されます。

15. 衣類や部屋のタバコ臭さがなくなる
たばこを吸うと「たばこのヤニ」と呼ばれるタールの臭いが衣類や車の中、部屋の中について周囲の人にも不快感を与えますが、禁煙することで、たばこの臭いがつくことがなくなります。また、たばこのヤニにより白い壁が黄色くなってしまうこともなくなります。

16. 部屋が汚くならない
たばこを吸っていると、部屋の壁がたばこのヤニで黄色くなり、べたべたしたりします。
また、たばこの灰が床などに落ちて部屋が汚くなりやすいです。
禁煙により、たばこを吸わなくなると、このような心配は無用です。

17. たばこが原因の火災を回避できる
たばこの不始末、寝たばこが火災の原因となることがあります。
禁煙することにより、たばこが原因の火災を回避できます。

18. 周囲を気にしなくてよくなる
たばこを吸う際、周りに人がいると受動喫煙の危険にさらしてしまい、また、たばこの臭いで迷惑をかけてしまいます。そのため、周囲を気にしながら喫煙することになります。

禁煙すると、周囲を気にしなくてよくなります。
受動喫煙とは、たばこを吸わない人がたばこの煙を吸い込むことで、二次的に喫煙した状態となり、たばこの影響を受けることをいいます。

たとえば、家族の一人が喫煙すると、そばにいる子どもなど他の家族もたばこを吸ったのと同じ状況となり、ニコチンやタールの影響を受けることになります。
禁煙をすることで、このリスクがなくなります。

19. 時間ができる
1日にたばこを吸うために費やす時間は、1日に吸う本数や1本吸うためにかかる時間によって違いはありますが、たばこを買いに行ったり、喫煙所に行ったりの移動時間も含めると、1日1箱吸う人の場合で大体2~3時間くらい喫煙に時間を費やしていることになるそうです。

禁煙することにより、喫煙に費やしていた時間が空くため、仕事がはかどったり、趣味の時間ができたりと、1日に使用できる時間が喫煙時よりも増えます。

20. お金の節約になる
現在、たばこ1箱400円台の銘柄が多く、たとえば、1日1箱吸う人では、月12,000円以上がたばこ代に消えていることになります。
禁煙することで、たばこの購入に使われていたお金が節約できます。

21. 体力がアップする
たばこを吸っている人は疲れやすく、すぐ息切れしてしまったりします。
また、肺活量が低下し、持久力もなくなります。
禁煙すると、体が軽くなったように、階段もラクラク上れるようになります。

22. 免疫力がアップする
たばこの有害な物質により、ウイルスや細菌などから体を守っている免疫を担当する細胞が減ったり、働きが悪くなったり、免疫力を高める働きのあるビタミンCを大量消費したり、肺や気管支の異物を排出する働きが低下したりなどさまざまな影響により、免疫力が低下します。

禁煙することは、これらの弊害がなくなるため、たばこを吸っていたときよりも免疫力がアップします。

23. がんのリスクが減る
肺がんや口腔がん、咽頭・喉頭がんなど喫煙ががんの発症に関係することが知られているものがいくつかあります。
禁煙により、これらのがんの発症リスクが軽減します。

24. 医療費が減る
禁煙することで、たばこを吸っていたときに比べて、心身ともに不調になるリスクが低下します。そのため、医療機関に行く回数も減り、医療費の軽減に繋がります。

25. 寿命が延びる
たばこによるさまざまな健康被害は、寿命を縮めていると考えることができます。
禁煙により、病気のリスクが軽減されることにより喫煙中よりも寿命が延びるといえます。

26. 荷物が減る
たばこを吸う人は常にたばことライター、携帯灰皿をセットで持ち歩くことになります。
禁煙をすることでこれらを持ち歩く必要がなく、荷物が減ります。

27. 喫煙所を探す必要がなくなる
喫煙所を探すのは結構大変です。禁煙することにより、喫煙所を探す時間を節約することができます。

28. 自信がつく
禁煙をできたということで自信に繋がります。

29. ED(勃起不全)のリスクが減る
喫煙は、ニコチンの作用により血管を収縮させるため、血行不良を生じます。そのため、男性では、ED(勃起不全)を起こしやすくなるといわれています。さらに、男性ホルモンの分泌にも影響を与えます。

禁煙をすると、たばこによる影響がなくなり、血行がよくなり、性ホルモンの分泌も正常になり、生殖機能が改善します。

30. 生理痛が和らぐ
生理の際、経血を体外へ排出するために子宮収縮を起こすプロスタグランジンという物質が分泌されます。このプロスタグランジンの量が多いと子宮の収縮が強くなり、痛みを誘発します。

たばこを吸うとニコチンの作用により血管が収縮し、血行が悪くなります。血行が悪いと、プロスタグランジンの排出が滞って、生理痛が強くなります。
禁煙により、血行が改善されるため、結果、生理痛も緩和されます。

31. 不妊のリスクが減る
たばこを吸うと、卵巣の機能が低下し、卵巣での卵胞の発育が悪くなることが知られています。さらに、女性ホルモンの分泌にも影響を与えます。このため、「無排卵月経」と呼ばれる、月経はあるけれど、排卵がない状態を起こしやすくなります。
禁煙することにより、不妊になるリスクを軽減することができます。

32. 妊娠・出産の際のリスクが減る
妊娠中の喫煙は、胎児の発育に影響を与え、低出生体重児が生まれるリスクが高くなります。また、早産や流産の危険もあります。
生まれてくる赤ちゃんのためにも禁煙をしましょう。

33. 早期閉経をリスクが減る
たばこを吸う人は、吸わない人に比べて、閉経を迎える年齢が早くなる傾向にあるといわれています。
禁煙は、早期に閉経してしまうリスクが減ることになります。

禁煙のデメリット10個

禁煙のメリットはとても多くありますが、一方、禁煙によるデメリットにはどのようなものがあるのか考えてみましょう。

1. ストレスがたまる
イライラしたとき、たばこを吸うことで、気分が落ち着くということがあります。
禁煙することで、たばこを吸うことによって解消していたイライラがとれず、ストレスがたまることがあります。

しかし、イライラする原因が体内のニコチン切れによる場合もあり、喫煙習慣がストレスを生んでいますので、禁煙が成功すれば、喫煙によるストレス自体がなくなります。

2. 集中力がなくなる
たばこには、気分を高めて、脳を活発にする覚醒作用がありますので、やる気や集中力を高めるためにたばこを吸うという場合があります。

しかし、この集中力は、ニコチンの作用によるものであるため、体内のニコチンが切れれば、イライラとし、集中できなくなります。そのため、禁煙により、ニコチンの影響を受けなくなった場合のほうが、集中力が持続するようになります。

3. 口寂しくなる
禁煙をすると、口寂しくなる場合があります。
口寂しくなって、ついアメなどのお菓子類を食べてしまい、太ってしまうということもあります。

4. 太る?
禁煙したら太ったという話はよく聞きますね。
たばこを吸うのを我慢するために、口寂しくて食べてしまうということは考えられます。
また、たばこは満腹中枢を刺激する作用があるといわれていますので、喫煙中は食事量が少なく痩せていたのが、禁煙により通常量に戻り、太ったと感じる場合もあります。

5. コミュニケーションツールが減る
喫煙所でたばこを吸いながら人との会話を楽しむという人もいるでしょう。
この場合、禁煙することで、人とのコミュニケーションツールが減ってしまうことが考えられます。

6. 暇つぶしアイテムがなくなる
たばこを吸う人は、空いた時間はタバコを吸って時間をつぶすという人も多いでしょう。
そのため、禁煙してしまうと、空いた時間、何をしたらよいのか思いつかず、時間をもてあましてしまうということがあるでしょう。

7. 高揚感が得られなくなる
たばこを吸うと、ニコチンの作用で、脳内の快感をもたらすドパミンの放出が刺激され、高揚感をもたらします。この作用は、本来は、アセチルコリンが放出されて受容体に結合することで、ドパミンの放出を促しますが、タバコを吸うと、ニコチンがアセチルコリンの代わりにドパミンの放出を促すため、長期間、喫煙している人は、体がアセチルコリンが十分にあると誤認識し、アセチルコリンの放出を抑えるように働きます。

そのため、禁煙をして、ニコチンが体内に入ってこないと、アセチルコリンは不足している状態であるため、神経伝達がスムーズに行われず、気力がなくなったり、イライラ、不安感に襲われたりします。この状態を「禁煙うつ状態」といいます。

しかし、禁煙後は、体は再び、アセチルコリンを作るようになり、徐々に本来の神経の働きを取り戻していきます。

8. 便秘になる?
禁煙により、便秘になったというケースもあります。
体内で腸の働きをコントロールするアセチルコリンという神経伝達物質があります。たばこに含まれるニコチンは、このアセチルコリンと似たような働きをするといわれています。たばこを吸うとニコチンの作用により腸の動きがよくなり、便意が起こります。
そのため、禁煙により一時的に便秘になる場合があります。

9. 眠気に襲われる
禁煙中に急に眠気に襲われるという場合があります。
アセチルコリンは、脳内では、覚醒や興奮をコントロールしています。たばこのニコチンは、脳内でもアセチルコリンに代わって作用します。

そのため、体はアセチルコリンの放出をしなくてもよいと判断しますので、禁煙によって外部からニコチンが入ってこなくなると、体はすぐには対応できず、アセチルコリンが不足した状態になり、覚醒、興奮作用が起きにくくなり、眠気が生じます。

しかし、禁煙後、徐々に、アセチルコリンの放出量は通常に戻っていきます。

10. 抜け毛が増える?
禁煙したら抜け毛が増えたというケースもあります。
これは、ひたすら我慢、我慢というような無理な禁煙によって、ニコチンが体内に入ってこないことにより生じるイライラ感や不安感などのストレスが溜まることにより抜け毛が増えると考えられます。


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劇的変化?! 禁煙の効果11個

禁煙を始めた直後からたばこによって受けた体のダメージを修復しようとします。つまり、禁煙の効果はたばこを吸うのをやめた直後から現れます。

代表的な禁煙の効果を時系列で見てみましょう。
(参照:厚生労働省e-ヘルスネットより https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-08-001.html

<1. 最終喫煙終了直後>
まず禁煙直後に見られる効果として、周囲の人がたばこの煙に害される心配がなくなります。

<2. 最終喫煙終了から20分後>
禁煙し始めて20分後には、血圧や心拍数が正常なレベルに戻ります。また、手足の温度があがります。

<3. 最終喫煙終了から8時間後>
血液中の一酸化炭素濃度が正常なレベルまで減ります。たばこを吸うと血液中に一酸化炭素が増えます。血液成分の赤血球中のヘモグロビンには酸素を全身に運ぶ働きがありますが、一酸化炭素は、酸素よりもヘモグロビンとくっつきやすく、たばこを吸って血中に増えた一酸化炭素は、酸素よりも先にヘモグロビンと結合してしまうため、全身が酸素不足になりやすくなります。禁煙すると、数時間で血液中の一酸化炭素の濃度は、たばこを吸っていない人と同程度になると報告されています。

<4. 最終喫煙終了後から24時間>
心臓発作を引き起こすリスクが低下します。

<5. 最終喫煙終了数日後>
味覚や嗅覚が戻り、食事がおいしくなります。また、歩行も楽になります。

<6. 最終喫煙終了から2週間~3ヶ月後>
心臓や血管の機能が改善し始めます。

<7. 最終喫煙終了から1~9ヵ月後>
咳や息切れといった症状が減ります。また、気道の免疫機能の回復に伴い呼吸器の感染症に罹るリスクも低下します。

<8. 最終喫煙終了から1年後>
たばこを吸う人は、高リスクでCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を引き起こし、歩行時の息切れ、疲れやすいなどの症状が見られる場合があります。重度では酸素吸入が必要になり、命の危険もある病気です。禁煙1年後には、軽度や中度のCOPDの患者の肺の機能の回復がみられます。

<9. 最終喫煙終了から2~4年後>
狭心症や心筋梗塞を発症するリスクが喫煙者の半分くらいに低下します。脳卒中のリスクも低下し、非喫煙者と同程度になります。

<10. 最終喫煙終了から5~9年後>
肺がんのリスクが喫煙者の半分になります。

<11. 最終喫煙終了から10~15年後>
たばこを吸う人は、多くの病気でかかるリスクが、吸わない人と比べて高くなることがわかっていますが、禁煙して10~15年経つと、さまざまな病気になるリスクが非喫煙者と同程度に近づきます。

たばこを禁煙するための方法

禁煙には、健康においても日常生活においてもとても多くのメリットがあります。
近頃では、公共の施設や会社などで、喫煙スペースを探すのも一苦労で、思い切って禁煙を考える人も多いのではないでしょうか。

禁煙したその瞬間からさまざまなメリットが得られます。これらのメリットを糧に禁煙達成を目指しますが、禁煙は、そう簡単にはいかないところがあります。

たとえばダイエットで好きなスイーツを絶つという場合も忍耐が必要ですが、たばこの場合、長期間の喫煙は体がニコチンに依存しています。禁煙して、たばこを絶つというのは、体の機能がニコチンに依存しているという状態から脱出しなければいけません。体はすぐには適応できないため、かなりの忍耐と欲求に対するコントロールが必要になります。

ひたすら我慢我慢で、四六時中イライラして落ちつかない状態では精神的に参ってしまいます。また、たばこを吸いたい欲求に負けて吸ってしまうことで、自己嫌悪や自信喪失に繋がってしまう可能性も否定できません。

ニコチン依存という難関を乗り越えて、無理なく禁煙を成功させるための方法として、禁煙補助薬や禁煙外来を利用するのがよいのではないでしょうか。

禁煙補助薬の利用

禁煙補助薬とは、ニコチンを少量補給したり、ニコチンの作用を代替して、禁煙時のニコチンの離脱症状を起こしにくくし、禁煙を助ける薬です。

禁煙補助薬には、ニコチンを含むニコチンガムやニコチンパッチ(貼り薬)とニコチンを含まない飲み薬があります。

◯ニコチンガム
ニコチンガムは、1粒にニコチン2mgを含んだガムで、薬局で購入が可能な一般用医薬品(市販薬)です。自分でコントロールして禁煙する際のイライラや落ち着かないなどのニコチンの離脱症状を和らげ、約12週間で禁煙を完了するのを助けます。たばこが吸いたくなってイライラしてきたら、ニコチンガムを噛みます。禁煙期間によりガムの使用量が決まっており、徐々に使用個数を減らしていきます。

◯ニコチンパッチ
ニコチンパッチは、ニコチンが徐々に皮膚から吸収されるように設計された貼り薬で、1日1回貼り換えます。禁煙期間により、ニコチンの含有量の少ないものに切り替えていきます。約8週間で禁煙を完了するのを助けます。ニコチンパッチには、薬局で購入可能な一般用医薬品(市販薬)と医師の処方せんが必要な医療用医薬品(処方薬)があります。

◯チャンピックス
チャンピックスはニコチンを含まない内服タイプの禁煙補助薬です。チャンピックスに含まれるバレニクリンは、ニコチンよりは弱いですが、ニコチン受容体を刺激してドパミンの放出を促すため、ニコチンの離脱症状を和らげます。さらに、バレニクリンがニコチン受容体に結合しているため、たばこを吸ってもニコチンがニコチン受容体に結合することができず、満足感が得られなくなり、禁煙を助けます。チャンピックスの購入には、医師の処方せんが必要です。

禁煙外来を利用する

禁煙を続けられるかは、いかに自分の精神をコントロールしていくかですが、できるだけ辛い思いをせずに禁煙が継続できるに越したことはありません。

近年、禁煙外来を設置している病院も増えています。禁煙外来のサポートを受けて禁煙を行う方法があります。禁煙外来では、医師が喫煙歴を把握して、禁煙補助薬の処方、離脱症状の緩和など禁煙継続をサポートします。

2006年4月から一定の条件を満たして、「ニコチン依存症」と診断された場合、禁煙治療も保険診療が行えるようになっています。

その条件とは、ニコチン依存症の判定が5点以上、1日の喫煙本数x喫煙年数の値が200以上、今すぐ禁煙を開始する、禁煙治療の同意書にサインしているというものです。


※どうしてもたばをやめられない方は、VITAFULを試してみませんか?口がさみしいときでもたばこの代わりとして吸うことができます。ニコチン・タールはゼロなので健康的です。

まとめ

禁煙した直後から、自分自身に、そして周りの人(家族や友人など)にさまざまなメリットがあります。ぜひこの機会に禁煙を試みてください。ニコチンの支配から開放された後には、とてもうれしい体調の変化が待っています。

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この記事のライター

薬剤師をしています。ヘルスケア分野の情報をわかりやすく説明します。

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