今、美容のトレンドは歯のホワイトニング
最近「アンチエイジング」という言葉も定着してきています。ダイエット、美肌、美白など、従来からの女性の憧れは常に美容に対するものでした。
中でもここ数年の間「歯の美しさ」、特に「白さ」に対する美意識は、急速に高くなっています。
その背景には、雑誌やテレビで頻繁に目にする海外セレブの影響があります。彼女たちの、太陽のように輝く笑顔からのぞかせる、キラキラした真っ白い歯には、誰もがあこがれを抱きます。また世の中は、フリーランスなどひとり起業で、自分の得意な事を仕事とするライフスタイルに変化してきています。
つまり、セミナー講師の仕事、カウンセリングの仕事、教室の先生など人前に出る仕事に携わる人が増えたこともあるのではないでしょうか。
あるいは、営業の仕事や、婚活中で相手に好印象を持ってもらいたい。など、人と接する時のマナーとして、白い歯が求められているという理由からかもしれません。
20年で劇的に変化した、患者さんの審美的要求
実際、歯科の臨床に携わっていても、ここ20年の間に患者さんの求める要求の変化は著しいものがあります。
20年前は
「歯医者に行くのは虫歯を治すため。」
「痛くなってから治療に行く。」
「当然保険の効く安い材料でやってもらいたい。」
という考えが一般的でした。
しかし最近では、
「虫歯になる前に、予防とクリーニングのため定期的メンテナンスをしたい。」
「ホワイトニングで歯を白くしたい。」
「審美的に綺麗になるなら自費でもいい。」
という要求が日に日に増えてきています。
戦後は「虫歯の洪水」と言われた時代でした。当時は、とにかく保険で安いものを!という風潮だったようです。
しかし今は金属アレルギー、または重金属が問題視されています。
その影響もあり、
「金属ではなく健康に害がないものにしたい。」
「セラミックを被せて綺麗にしたい!」
という要求に変わってきています。
そのような中、やはり「輝く白い歯を手に入れたい!」という要望も多く、ホワイトニングを希望される方が歯科医院をたくさん訪れるようになりました。
正しい知識で安全なホワイトニング
「白い歯」への憧れは、以前に比べ、どんどん高くなっています。最近はメディアの影響もあり、より手軽に自分でできる材料が市場に出回り、たくさんの情報が氾濫しています。
しかし、ホワイトニングは、もともとは医療行為であり、安易な使い方は、歯や歯肉に元には戻らないダメージを与えてしまう可能性もあります。
また、一口に歯を「白くしたい」と言っても、歯の着色を取りたいのか、もともとの歯の色を白く漂白したいのかによっても、選ぶ材料が違います。
特に歯科医師の診断がないセルフホワイトニングでは、自己責任により行われるため、正しい知識がなければ、組織にダメージを与えてしまうこともあります。また、効果がないものにお金をつぎ込み散財してしまう可能性もあります。
商品や情報が溢れている今だからこそ、正しい知識を身につけ、的確に材料を選択し、的確な使い方をしましょう!
今回は、歯科医師の立場から、セルフホワイトニングを安全に、かつ効率的に行うための正しい知識と、方法をお伝えします。
歯の黄ばみ・黒ずみの原因5つ
大きく分けて歯の黄ばみ・黒ずみの原因は5つあります。
1生活習慣によるもの
2遺伝的なもの
3神経の治療をした歯
4白い詰め物の変色
5テトラサイクリンによるもの
歯を白くするためのアプローチの仕方は、それぞれ違います。それでは、1つずつの原因と、まずは歯科医院でのアプローチの仕方を見ていきましょう。
■1. 生活習慣によるもの
いわゆる「着色」による黄ばみ・黒ずみが原因です。
これは、歯磨きが不十分、または着色しやすい食べ物や飲み物(カレー、コーヒー、赤ワインなど)を好む傾向、あるいはタバコの喫煙で、歯の表面に色がついてしまっている状態です。
このような着色は、表面の汚れを除去することで、白い歯になります。
歯科医院で行うPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)というクリーニング方法があります。
これは歯磨きだけでは取りにくい歯石や着色を、クリーニングする方法です。
歯科衛生士が、専門の器具で1本1本の歯を丁寧にクリーニングします。最後に歯質にフッ素を塗ることで歯をコーティングします。歯の表面がツルツルになるため、着色がつきにくくします。
■2. 遺伝的なもの
遺伝的なものの場合は、もともとの歯の色が濃いので、歯の組織自体を漂白しなければ白くはなりません。そのため、薬剤の力を使うホワイトニングをする必要があります。
ホワイトニングのやり方は、2通りあります。
①歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、
②自宅で行うホームホワイトニング
です。
オフィスホワイトニングは、シェードガイドという色の見本と照らし合わせながら、専用ジェルを歯の表面に塗り、光を照射して白くする方法です。最近ホワイトニングコーディネーターの資格を持つ衛生士さんも増えています。また、一般の歯科医院の他、ここ数年で「ホワイトエッセンス」という、ホワイトニングに特化した施設も増えています。
自宅でできるホームホワイトニングは、マウスピースに専用ジェルを塗り、規定の時間装着する方法です。自宅で2週間続けた後に来院し、色の変化を確認します。
■3. 神経の治療をした歯
虫歯が深くて神経まで感染している歯は、神経を取る治療をします。この時、虫歯が大きくて歯があまり残らない場合はセラミックなどの被せ物にします。
一方、歯がある程度残る場合は、小さく詰め物だけの治療で済む場合もあります。そのような歯は、月日が経つにつれて歯質がもろくなり、だんだん歯の色が黒ずんできてしまいます。
この歯を白くするには、歯科医師が歯の中に、①過酸化水素が入っている薬剤を入れて漂白やり方と、②セラミックの被せ物をするやり方の2通りがあります。
■4. 白い詰め物の変色
前歯の小さな虫歯は、白いプラスチックの詰め物を使います。
この詰め物が古くなってくると、口腔内の微量な水分を吸収し、食べ物や飲み物の色の着色や材料の劣化により、色が濃くなってしまうことがあります。
このような歯は、詰め物をやり直すことで、綺麗になります。
■5. テトラサイクリンによる変色
テトラサイクリンは抗生物質の一種で、歯の形成期(0〜12歳)に服用すると、歯に色素が沈着してしまいます。
軽度であれば、ホワイトニングにより目立たなくなってきますが、重度の色素沈着は、ホワイトニングでは変化しない可能性があります。
この場合は表面のエナメル質を薄く削って、セラミックを貼り付けるラミネートベニアという方法を行うことで、審美的な問題を解決します。
いずれにしてもテトラサイクリンの色素は、セルフホワイトニングは行わず、歯科医師のもと、慎重に治療を進めることをお勧めします。
自宅でのセルフホワイトニング方法16選
ここでは、自宅で手軽にできるセルフホワイトニング方法をお伝えします。(上記の黄ばみ・黒ずみの原因1と2については自宅セルフホワイトニングが可能です)
着色除去して白い歯に!おすすめの歯磨き粉5つ
■1. アパガードリナメル(サンギ)
この商品は、ハイドロキアパタイトをナノサイズまで小さくすることで、傷ついた歯の表面の傷や隙間に入り込んで修復する効果があります。また、研磨剤の力で汚れを落とすのではなく、汚れを吸着させて落とすので、歯を傷つけません。
エナメル質と同じ成分で作られていて、フッ素を配合せずとも、食事で傷ついたエナメル質や初期虫歯に溶け込み、歯を再石灰化させて丈夫に、ツルツルにする働きがあります。
アパガードリナメルは電動ハブラシとの併用もおすすめです。
また、ホワイトニング用のマウスピースをお持ちであれば、歯磨き後、マウスピースにアパガードリナメルを入れて5分程度浸透させると、虫歯予防効果が高まります。ただし、ホワイトニング中は、この方法をやらないほうが、ホワイトニング効果が高まります。
歯科医院ではPMTC後の着色予防にも使われている歯磨き粉です。歯科用のフッ素は安全性が全世界でも認められている虫歯の薬ですが、どうしてもフッ素に抵抗がある方も、安心して使えます。
■2. ブリリアントモア(ライオン歯科材株式会社)
この商品は、ピロリン酸ナトリウムという薬剤のイオンの力で、歯の表面から着色を浮き上がらせて汚れを落とします。着色が落ちる効果はかなり実感できますが、高い研磨作用があるので、週に一回くらいの使用をおすすめします。
高濃度のフッ素が入っているので、虫歯予防効果もあります。アプリコット味とフレッシュスペアミントの2種類から味が選べます。
■3. supersmile
アメリカ審美歯科学会の会長Dr.スマイゲルによって開発されたホームホワイトニング専用の薬用ホワイトニング歯磨き粉です。全米でもトップクラスの評価を受け、日本でも審美歯科業界関係者がおすすめしています。
カルプロックスという有効成分が、汚れの原因となるタンパク質の膜(プロティンペリクル)を分解して汚れを落とします。歯の再石灰化に必要なカルシウムやマグネシウムなどのミネラルや、高濃度フッ素も配合しています。
日本の薬事法の関係で、米国販売品とは成分の配合が異なりますが、ホワイトニング効果は変わらないと説明されています。
■4. R.O.C.S Bionica whitening
ロシアの製品で、業界でも注目されています。オーガニック志向の支持ユーザーに支持されています。フッ素に対して抵抗のある人に配慮して、フッ素無配合の代わりにカルシウムやマグネシウムなど、歯の再石灰化に必要なミネラルや虫歯予防のキシリトールを配合しています。
歯の表面のエナメル質を整えます。歯には優しい研磨性でありながら、パイナップルのタンパク質分解酵素のブロメラインの効果で、着色除去が期待できます。
海外らしいパッケージも綺麗で、効用により様々な種類があり、多彩なフレーバーがあります。ホワイトニングに特化したこちらの商品は天然のホワイトニング成分が配合されています。
■5. Organic Whitening Toothpaste(made of organics)
こちらの会社は「だいじょうぶなもの」をコンセプトに、徹底して安心、安全にこだわり抜いた商品を開発しています。化学合成成分不使用で、天然成分由来100%のうち、96.5%がオーガニック成分で作られています。
歯茎を健やかに保つ超微粒子のバンブーパウダーと、本来の歯の白さを保つ天然ミネラルの一種であるシリカが配合されています。
また発泡剤、増粘剤、合成界面活性剤、人工香料、合成保存料、添加物、合成研磨剤、人工甘味料フリーなので、ケミカルなものをお口の中に入れることに抵抗のある方、口腔内の経皮吸収に不安のある方にも安心して使える商品です。
着色除去におすすめの電化製品2つ
■6. ステイン(着色)除去の専門グッズ
毎分200万回の超音波振動とイオンの力で、ステイン(着色)を除去するグッズです。歯を削らず安心で、コーヒー、茶しぶ、タバコのヤニなどの汚れにも有効です。
■7. 電動ハブラシ
電動ハブラシの中には、ステイン(着色)除去機能がついているものがあります。ホワイトモードという機能は、コーヒー、茶しぶ、タバコのヤニを落とすことで、もともとの歯の白さに近づけるように設定されています。
電動ハブラシを使用する時は、研磨剤入りの歯磨き粉を使うと、歯を傷つけてしまう可能性があるので、注意しましょう。電動ハブラシを使用する時のおすすめの歯磨き粉は、研磨剤が含まれていない上記1のアパガードリナメルです。
さらにお手軽な着色除去グッズ2つ
■8. 重曹
重曹は、ふくらまし粉として使われたり、掃除に使われたり、昔から私たちの生活になじみ深い材料です。実は、市販のホワイトニング歯磨き粉の研磨剤としても添加されています。
ホワイトニングに使用する時は、「食品」として市販されている重曹を使います。大さじ1杯の重曹に、硬めのペースト状になるように水を加え、着色が気になる部分に優しくこすりつけます。(研磨効果があるため、無理にこすらないように気をつけましょう。)
そのまま5分間待ちます。その間に、歯の表面に付着した汚れが重曹と化学反応を起こして浮き上がります。
そのあと、研磨で傷ついた部分をコーティングする意味でも、フッ素やミネラル配合、またはナノアパタイト配合の歯磨き粉で磨くことをおすすめします。
■9. 歯の消しゴム
文房具の消しゴム同様、着色をこすって落とすものです。手軽ではありますが、研磨剤も入っていますので、歯を傷つけてしまう可能性があります。傷ついた歯の表面は、ザラザラして、逆に汚れがつきやすくなってしまいます。即効性があるかもしれませんが、もし使うのであれば、無理な使い方はしないようにしましょう。
使用後は、必ず研磨剤ナシのフッ素配合や、ミネラル配合、またはナノアパタイト配合の歯磨き粉で表面をケアすることが重要です。
歯の消しゴム
以上が、表面の着色による歯の黄ばみ、黒ずみを除去して歯を白くする方法です。
では、次にもともとの歯の色のシェード自体を明るく白くする方法について見ていきましょう。
元々の歯の色をもっと白く!ジェルでホームホワイトニング5つ
ホームホワイトニングは自宅で手軽にできます。ただし、大部分のホームホワイトニングは、個人専用のマウスピースが必要であるため、一度歯科医院で、マウスピースを作ってもらう必要があります。
マウスピースを一度作ってしまえば、次からは通販で薬剤を購入して自宅でセルフホワイトニングができます。
■10. ポリリン酸ホワイトニング
最近話題にもなってきていて、第4世代のホワイトニングとも呼ばれているホワイトニング剤です。
ポリリン酸は、リン酸が結合したです。その一種であるポリリン酸は、食品添加物の一つとして使用されています。また、もともと体内にあるものでもあり、厚生労働省が安全性を認めているので、安全性には全く問題ないと言われています。
ポリリン酸には、着色を除去する作用があります。実際歯を白くするのは、過酸化水素水の漂白効果によるものです。しかし、高濃度の過酸化水素は劇薬であり、そのままでは歯や歯茎、さらには歯の神経にまで激痛を起こさせてしまいます。
そこでポリリン酸のジェルを混ぜることにより、過酸化水素水の濃度を低下させ、従来のホワイトニング剤より痛みを抑えることのできるホワイトニングシステムです。
また、ポリリン酸のコーティング効果により、ホワイトニング直後でも、コーヒーやカレーなど着色しやすい食品を控える必要がありません。ここが従来のホワイトニング剤とは大きく違う点です。
効果は個人差がありますが、一回では効果が少ない場合も、回を重ねるごとに、キラキラした自然な白さになっていきます。ポリリン酸は、効果が持続するので、ホワイトニングした日よりも数日経過した方が、効果が現れてきます。(※歯科医院で販売しているホームホワイトニング用のポリリン酸ジェルをおすすめします。)
■11. NITEホワイト・エクセル
アメリカでは以前から、ポピュラーなホームホワイトニングシステムです。2001年に日本でも厚生労働省の認可が下りてから、歯科医院でも広く使われています。
主成分は過酸化尿素です。過酸化尿素は、歯の着色部分にだけ作用し、歯の表面の構造を変えることなくホワイトニングできると言われています。
歯に刺激が少なく、正しい使い方をすれば、安全なホワイトニングシステムと言われています。ホームホワイトニング専用の商品(参考:http://www.sasaki-kk.co.jp/medical/product/nite/ )です。
■12. オパールエッセンス
主成分は、NITEエクセル同様に過酸化尿素です。この商品も幅広く使われています。濃度により10%、15%、20%、35%があり、それぞれ装着時間が違います。このうち日本の厚生省の認可が降りているのは10%の商品だけです。
10%のジェルは8〜10時間装着が必要です。歯磨きの後、ジェルを入れたマウスピースを、就寝前に装着し、起床時に外します。粘稠性が高く、マウスピースからはみ出しにくいので、就寝中にホワイトニングができる、取り扱いやすい商品です。他の高濃度のジェルも、通販などで簡単に購入できてしまいます。
しかし使い方を間違えると、歯や歯肉に戻らないダメージを負う可能性があるので、装着時間を守り、慎重に扱いましょう。
※歯科医院で診断を受けて使用しましょう。
■13. b.glenDental
日本アンチエイジング歯科学会でも発表されたこの商品です。
過酸化物の作用によって歯を白くするのは従来と同じですが、EXポリリン酸を配合することで、歯髄を守る働きと、ホワイトニング後の着色を抑制する効果が発揮されます。
はじめに歯に直接専用のスパチュラでジェルを塗ります。その後、誰にでもフィットする付属のマウスピースを、たった30分装着するだけです。
この商品の大きな特徴の一つは、他の商品のように、歯科医院で個人専用のマウスピースを作る必要がないことです。そのため、より手軽に自宅のセルフホワイトニングができるという利点があります。
※商品写真です
■14. ホワイトストリップス
シールタイプのホワイトニング剤です。マウスピースを使わず、直接歯面に貼るタイプです。手軽ですが、長時間使用しにくいことや、歯並びによっては貼りにくいなどの欠点もあります。
■*ホームホワイトニングの注意点
・虫歯や詰め物の不適合がある場合は、治療を先にしましょう。
・知覚過敏などが起こる場合があります。特に歯のヒビや欠けている部分があれば、しみる可能性があります。もし痛みが強い場合は、様子を見ながら行いましょう。
・無理な使用で歯に白い斑点(ホワイトスポット)ができてしまうことがあります。経過をよく確認しながらゆっくり進めましょう。
■*ホワイトニングを避けた方が良いケース
無カタラーゼ症・・・薬剤に使われている過酸化水素を分解する酵素を持っていないので禁忌です。
エナメル質形成不全・・・歯の神経まで痛む場合があるため
妊娠中、授乳中も避けるべきとされています。
ホワイトニングを長持ちさせるおすすめケア用品2つ
■15. ポリリンホワイトEX
ポリリン酸の中でも、特に着色除去に効果のある「短鎖分割ポリリン酸」を配合したジェルです。ホワイトニングのためというよりは、ホワイトニングした歯を長持ちさせるために使用します。
使い方は歯磨き後、付属の専用のスポンジに付けて、歯に軽くこすります。使用後は、驚くほどツルツルした歯になります。
■16. Premium BLANC TOOTH
最近おしゃれ女子に注目されている商品です。植物やフルーツの成分が配合されていて、毎日の歯磨きに使用することで、着色や黄ばみの付着を防ぎます。また天然のホワイトニング成分の力で、自然な白さを保てます。
主な成分は4つです。
①ココナツオイル
言わずと知れた、海外セレブから人気が出たココナツオイル。成分ラウリル酸には抗菌、抗ウイルス作用があり、虫歯予防が期待できます。さらに抗炎症作用がある事から、歯肉の炎症を抑えてピンク色の歯茎になる働きが期待できます。また、カプリル酸は抗カンジダ作用がある事から、お口の中の常在菌であるカンジダをコントロールすることが期待されます。
②ウーロン茶エキス
ウーロン茶のポリフェノールは、歯垢をつきにくくし、虫歯予防効果が期待できます。さらに高い抗酸化力はアンチエイジンングにも役立つとされています。
③茶カテキン
微生物に対しての抗菌作用があり、虫歯予防、歯周病予防として役立つと言われています。
④パパイン
パパイヤに含まれるパパイン分解酵素は、医薬品指定もされて、医療の現場でも使われています。酵素の力でタンパク質を分解することで、着色を除去することが期待できます。
歯の色で印象が変わる?
人が、会話をする時は、無意識に見ているパーツは80%が目元で40%が口元と言われています。
あなたも、誰かを思い出す時、「前歯が白くて綺麗な人」とか「前歯がグレーっぽい人」あるいは「前歯が出っ歯の人」など、無意識に記憶していませんか?
このように、歯は、顔のパーツとしてしっかり印象に残る部分です。
■・・・くすんだ色の歯の印象は?・・・
グレーっぽい前歯、黒ずんだ前歯や、黄ばんだ前歯は、どんな印象でしょうか?
・不潔っぽい、・だらしない、・信用できない、など、一般的には悪い印象を持たれてしまうかもしれません。しっかり歯磨きをして、清潔にしているのにもかかわらずです!
たった数本の歯のせいで、そのような印象を持たれてしまうのは、非常にもったいないことです。
■・・・輝くような白い前歯の印象は?・・・
色の濃い前歯と対照的に、輝くような白い歯は、・清潔な人、・信頼できそう、・幸せそう、・好感が持てる、など初対面でも好印象を持たれることが多いと思います。
またこんな良いことあります。
・恋人ができた!、・仕事が舞い込んできた!、・友達がたくさんできた!、・笑顔に自信がついた!、など幸運を引き寄せるきっかけにもなります。
こよのうに、たかが数本の歯が、人の印象を大きく変えるほどの力を持っています。
外国人から見た日本人女性の前歯の印象
以前、若いアメリカ人男性と話した時、こんなことを言っていました。
「日本人の女性は、みんな若いうちからブランドのバッグを持っているのに、なぜ歯を綺麗にしない人が多いの?」
「おしゃれで綺麗な人が多いのに、笑って歯が見えた瞬間に幻滅することが多いんだ。」
「でも、これは世界共通の認識だよ、みんな日本人女性に対して、同じ意見だよ。」と。
彼のお父さんは外交官で、彼自身小さい頃から様々な国で生活していました。世界各国の友達との話題からの意見なのでしょう。彼の意見が全てではないですが、外国人から見た日本人女性は、このように見られている一面もあるのは確かなのでしょう。
もちろん、日本人と、アメリカ人はもともとDNA的に歯の質や形体、色の違いはあります。
しかし、このように見られていることは、非常にもったいないことです。グローバルな社会になればなるほど、世界に共通するプロトコールマナーが重要視されます。
それは、人が人種を超えて共通して持っているもの、歯、姿勢、声の3つです。
そのような理由で、白い歯は、エチケットとして欠かせないお手入れです。ホワイトニングは今後ますます浸透していくことでしょう。
歯を白く保つコツ5つ
1. 食後は必ず歯磨きをする
2. コーヒー、紅茶、赤ワインを飲んだ後は、うがいや歯磨きをする
3. 着色除去効果のある歯磨き粉を併用する
4. フッ素、ミネラルなどの入った歯磨き粉でエナメル質を強くする
5. 定期的に歯科医院で検診やクリーニング、PMTCをしてもらう
まとめ
歯の黄ばみ、黒ずみには原因が2通りあります。
一つは、歯の表面に付着する着色で、もう一つはもともとの歯の色が濃いということです。
それぞれの原因によって、歯を白くする方法は異なります。
着色を取るには、着色除去効果のある歯磨き粉や、ステイン除去グッズを使うことで綺麗になります。
一方、着色ではなく、遺伝など、もともとの歯の色が濃い場合は、薬剤の力を使うホワイトニングが必要になります。
ホームホワイトニングは、安全に正しく使うことにより、かなり効果が期待できる商品です。しかし使い方を間違えると歯にダメージを与えてしまいます。もし何か心配があれば、歯科医院で相談することをおすすめします。
ホワイトニングで綺麗な白い歯を手に入れても、生活習慣や嗜好品によっては、少しずつ後戻りすることもあります。普段のお手入れには、ホワイトニングを長持ちさせるケア用品を使うことで、綺麗な白い歯を保つことができます。
キレイな白い歯を手に入れて他人から良い印象を持たれるようにしていきましょう。きっとそのおかげで良いことがあるはずです。