日常生活に難なく取り組めて効果の高いダイエット法の一つとして、プロテイン置き換えダイエットがあります。様々なプロテイン置き換えダイエット商品が販売されている中で、多くの人が効果を出しているのが「DHCプロテインダイエット」です。
運動は苦手なのでやりたくない…、食事制限を続けるのもつらい…という人でも気軽できますし、年齢・性別・体力関係なく行うことができます。ちなみに商品は女性向けとして販売しているようです。
しかし、このようなダイエット商品は本当に効果があるのか心配だ…という人も多い事でしょう。そんな人にも安心して取り組んでいただけるように、今回はDHCプロテインダイエットについて、本当に効果があるのか詳しく解説していきます。
DHCプロテインダイエットとは?
化粧品のメーカーとしても有名なDHCですが、現在は健康食品やサプリメントなどの分野でも様々な商品を発売し、人気を博しています。その中でもダイエットのために多くの方が活用しているのが、DHCプロテインダイエットです。
普段の3食の食事のうち1食をプロテインに置き換える方法をプロテインダイエットといいますが、DHCプロテインダイエットは、このプロテインダイエットを簡単にできるように1回分の量ごとに分けられているだけでなく、ダイエット中に不足しやすい栄養素や美容に効果的な栄養素を配合しています。美味しさにもこだわっており、飽きさせないようにフレーバーも多いため、毎日続けることも苦になりにくいでしょう。
現在ではドリンクタイプのものだけでなく食べるものもあるなど様々な種類を増やし、ダイエット中の人たちの力強い味方となっています。
DHCプロテインダイエットの成分
DHCプロテインダイエットに含まれている栄養はいったい何なのでしょうか。
■たんぱく質を中心にダイエットに効果的な栄養素を配合
DHCプロテインダイエットの主な成分は、名前の通りプロテイン=たんぱく質です。このような商品はどこか薬的なものをイメージする人が多いですが、特別な栄養成分が入っているわけではありません。
たんぱく質には、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。動物性たんぱく質は筋肉になりやすく、植物性たんぱく質にはダイエットや美容に高い効果を発揮しますが、このDHCプロテインダイエットには両方のたんぱく質が独自に開発したベストバランスで配合されています。
その他にも、ダイエット中に不足しやすい11種類のビタミン・11種類のミネラルの他、空腹感を減らすための食物繊維や、脂肪の代謝を助けるコエンザイムQ10やオルニチン、美容にも効果のあるヒアルロン酸やポリフェノールなどを配合し、体調を整えながら無理なくダイエットができるように調整されています。
■なぜたんぱく質なのか
では置き換えダイエットの主な栄養素はなぜたんぱく質なのでしょうか。
なぜなら、たんぱく質は生きていくうえで欠かすことのできない栄養素だからです。
カラダの約20%はたんぱく質で構成されています。筋肉や内臓、皮膚や髪の毛、爪、血液など様々な組織がたんぱく質を材料としてできています。その他にホルモンの働きや免疫の働きを担ったり、エネルギーとして使われるなど生きていくうえで欠かせない栄養素といえます。たんぱく質が不足することで、これらの組織の合成・再生がうまく行われなかったり、体調不良の原因にもなります。
たんぱく質が多く含まれている食品には、肉や魚、卵、乳製品、大豆食品などが挙げられます。これらの食品を食べることでたんぱく質を確保できればいいのですが、これらの食品を多く摂取するとたんぱく質だけでなく糖質や脂質も多く摂取することになります。糖質や脂質は体重や体脂肪の増加につながるので、余分な糖質や脂質を摂取しないためにDHCプロテインダイエットを活用することが効果を高めるのです。
DHCプロテインダイエットは本当に効果的?
DHCプロテインダイエットは特別な方法でもなんでもありません。簡単に食事内容をコントロールできるようにしてくれているだけです。
しっかり食事コントロールができる人は、DHCプロテインダイエットを使わなくてもダイエットすることができます。たんぱく質を中心の食事にしたり、糖質を減らしたり、脂質が増えないように調理方法を工夫したりなど、摂取カロリーを減らしたりたんぱく質を多く摂取する方法はいくらでもあります。
しかし、手間がかかる方法は長続きしないことが多いです。簡単だからこそ長続きするのです。DHCプロテインダイエットも飲むだけで効果があるわけではありません。1食を置き換えたからといって他の2食の食事量を増やせば痩せません。
他のダイエット方法同様にしっかり食事内容を見直して、自分で決めたルールを守れる人が成果を出すことができるといえるでしょう。
DHCプロテインダイエットでやせる3つの理由
■①摂取カロリー量を減らすことができる
体脂肪1kgを減らすためには約7200kcal消費することが必要とされており、この数字は運動だけで消費するのはかなり大変なことで、効率よくダイエットを進めるためには消費カロリー以上に摂取カロリーのコントロールを行う必要があります。
DHCプロテインダイエットは1食あたり約170kcalと少ないため、普段の1食分をこのドリンクに置き換えるだけで男性の場合や約700kcal、女性の場合約500kcal程度(平均摂取カロリー量より計算)1日当たりの摂取カロリーを減らすことができます。
また、ただの食事量を減らしたり1食抜くダイエット方法より空腹感を感じずに行うことができるので、途中で挫折することも少なくなります。
■②糖質の摂取量を減らすことができる
DHCプロテインダイエットを食事に置き換えることで、摂取カロリーだけでなく糖質の摂取量を減らすことができます。糖質とはご飯やパン、麺類、イモ類などに多く含まれており、主にカラダのエネルギーとして使われます。
最近では糖質制限ダイエットが流行っているので、皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。この糖質が体重や体脂肪蓄積の原因となっていることが多いのです。
糖質を摂取すると、急激に血糖値が上昇します。そうすると、血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌されるのですが、このインスリンには脂肪を溜め込む作用があるのです。そのため糖質を多く摂取し、血糖値が高くなるほど体脂肪がつきやすくなるといえます。消費カロリーが多くエネルギーの余剰分がなければいいのですが、消費カロリーが摂取カロリーよりも少なく、エネルギーが余ってしまうと体脂肪に変化してしまうのです。
DHCプロテインダイエットは糖質が約20gと少なく、1回分の食事で摂取する糖質に比べかなり少なくなっています。ちなみにお茶碗一善のご飯の糖質量は50~60gとされていますので、その半分以下の糖質量で済みます。
■③筋肉量を維持させ、基礎代謝量を落とさない
ダイエット中は食事量や食事内容を制限することにより、たんぱく質の摂取量が足りなくなる傾向にあります。その上摂取カロリーが少なくなり、カラダを動かすためのエネルギーが不足することで筋肉が分解され、エネルギーとして使われることになります。筋肉が分解され筋肉量が少なくなると、基礎代謝量が低下し太りやすいカラダになってしまいます。
DHCプロテインダイエットを使用することで、不足しがちなたんぱく質摂取量を確保し、筋肉の分解を減らすことができます。結果的に太りにくいカラダを作り、リバウンドを防ぐのです。
DHCプロテインダイエットの方法
DHCプロテインダイエットの方法は簡単です。
1日の食事のうち1食をDHCプロテインダイエットに置き換えるだけです。より摂取カロリーを制限したい人は、最高で1日2食まで置き換えることが可能です。
ある程度DHCプロテインダイエットに慣れ、体重減少が停滞してきたと感じた時は、さらに効果を高めるために運動を取り入れることをオススメします。
DHCプロテインダイエットに入っているたんぱく質は、運動で筋肉を使った後に摂取することで筋肉をより大きく成長させることができるため、ダイエットだけでなく筋肉づくりにも効果的なのです。筋肉がつけば基礎代謝量が増え、太りにくいカラダになるという好循環を生み出し、ダイエットの成果が現れやすくなります。
DHCプロテインダイエットで1週間にダイエットできる体重幅
■体重の急激な低下はリバウンドの元
DHCプロテインダイエットを行うことによって、ダイエットへの意識が高まり、特に初めのうちは普段の食事にも気をつけるようになる人が多いです。そうすると体重も急激に低下するかもしれません。もしかしたら1週間で2kgくらいなら減る可能性はあります。しかし、その急激な体重減少は長期的に続くことはありませんし、オススメできません。
短期的に落ちた体重の理由は、水分の減少か筋肉の減少です。体脂肪が落ちたという訳ではありません。体脂肪はそんなに簡単に無くなることはないのです。
また、カラダは変化に敏感です。急激に落ちた体重は急激に戻るというのが一般的です。
基本的には1か月に5%以内に抑えた方が良いとされます。60kgの人であれば-3kgが目安となります。
それ以上減る場合はリバウンドの可能性が高まります。カラダが変わるとされる3か月を目安に長期的に目標を立てましょう。
■ダイエット商品の宣伝広告を鵜呑みにしない
ダイエット商品を検討するうえで、一点注意するポイントがあります。宣伝広告などではサプリメントなどにより体重が10~15kgも体重が減少している人の体験談などが紹介されていることがありますが、それを鵜呑みにしないことです。
元の体重が重ければ重いほど、減る幅は大きくなります。すごく太っている人が5kg痩せることは簡単かもしれませんが、それほど太っていない人が5kg痩せるのはすごく大変です。
誰もが同じように10~15kg痩せるわけではないということをしっかり理解しておく必要があります。
DHCプロテインダイエットの口コミ体験談
味はどれもおいしいです。
朝、昼、夜と一回ずつ、どこで置き換えたらいいか試しました。
朝は、すぐお腹がすき、日中集中できません。
昼は、職場の食堂で仕事仲間とご飯を食べたいので無理・・・ということで、夕食を置きかえました。
最初はお腹がすいてしまいましたが、こんにゃくゼリーと併用するなど工夫して、無理のない程度で続けています。
1ヶ月で1.5キロやせました(運動量は変わらず)。
胃が小さくなったような気もして、日中のどか食いも減りました。
コーヒー味が不味い!それだけが不満です。
運動はせず晩飯をプロテインダイエットに置き換え。79kgからスタートで1週間で76.5kgまで落ちました。すごい!
普段は晩飯にご飯を大盛り2杯食べるような食生活なので、かなり効果があったようですが、普段からあまり食べない人にはここまで効果はないかもしれません。
もう少し続けるためにいちごミルク、ココアのみの7袋パックを1つずつ買いました。
DHCプロテインダイエットを最安値で手に入れる方法
Amazonで大きな割引率のDHCプロテインダイエットが多数販売されています。
楽天でも各店舗で売られており、料金は異なります。
Amazonの割引率が大きいので、そちらがおすすめです。
DHCプロテインダイエット後にリバウンドしない秘訣3つ
せっかく体重を落としたのにリバウンドをしてしまっては、時間もお金も無駄になるだけでなく、以前よりも太りやすいカラダになってしまうなどいいことは何一つありません。ここでは目標体重を達成した後にリバウンドをしないための秘訣をお教えいたします。
■①食事量を急に元に戻してはダメ
DHCプロテインダイエットで目標体重まで減らすことができたら、第一目標は達成です。しかし、その体重を維持してこそダイエットの本当の成功といえます。多くの方は目標体重を達成したら、その達成感と開放感から食事量が増え、元の食事内容に戻すことでリバウンドしてしまう人も少なくありません。
プロテインをやめ食事に戻すとしても、摂取カロリーが多くなりすぎないように他の2食を少なめにするなどの調整が必要になります。もちろん間食など余計な摂取カロリーを増やすのも厳禁です。
■②たんぱく質中心の食事に変える
目標体重に達してDHCプロテインダイエットをやめた後も、たんぱく質を中心とした食事を心がけましょう。
DHCプロテインダイエットから元の食事に戻した1食分だけでも糖質の摂取量を少なくしたり、摂らないように意識するだけでもリバウンドを防ぐことに繋がります。もちろんDHCプロテインダイエットを続けて行い体重を維持するというのも一つの方法です。
■③運動を行う
体重が減ったことでカラダが軽く感じます。そのタイミングを活かして、運動をしていなかった人は運動を始めてみましょう。
体重が重い場合は関節にかかる負担が多く、ウォーキングでさえ膝が痛くなるなどのカラダの痛みが出てきてしまい挫折してしまう人がいます。体重が軽くなることで動きも軽やかになりますし、関節にかかる負担も少なくなります。
食事を元に戻すならなおさらです。摂取カロリーが増える分運動で消費カロリーを増やし体重を維持しましょう。
まとめ
DHCプロテインダイエットは、特別な方法でも、特別な栄養素を摂るものではない、安全で行いやすいダイエット方法です。
食事カロリーを計算したり、調理法を変えるなどの摂取カロリーを減らす方法は手間がかかり途中で面倒になってしまい挫折しがちですし、かといって食事を抜く方法は簡単ですが空腹感に負けてしまうことが多いです。また栄養の摂取が偏り、筋肉の低下を招いたり体調を崩す場合もあります。
DHCプロテインダイエットは、筋肉量をできるだけ維持しながら体重を落とすことができ、長期的に続けやすい方法です。数あるダイエット方法の中で何をしたらいいか迷ったダイエット初心者の方はDHCプロテインダイエットを試してみるとよいでしょう。
トレーナーとして活動しています。ダイエットやトレーニング方法についてお伝えします。