※プロスポーツトレーナーのライターが書いています。
筋肉を効率よくつけるためには、筋トレと同じくらい栄養摂取が重要です。そのため、筋肉量を増やしたい人は積極的にサプリメントを活用しています。サプリメントの中で最も基本的な商品が“プロテイン”ですが、現在では様々な商品が店頭で販売されています。その上、店頭では販売されていない商品もネット上に数多く販売されているのです。それが海外製のプロテインです。
海外製と聞くと安全面に不安がある人もいることでしょう。
でも大丈夫!安全性はもちろんのこと、海外製のプロテインには多くのメリットがあるのです。
今回は海外のプロテインについて詳しく解説するだけでなく、ランキング形式でおすすめの海外製プロテインを紹介していきます。
海外製プロテインの特徴
そもそもプロテインとはたんぱく質のことで、たんぱく質を効率よく摂取できるように加工されたサプリメントのことです。たんぱく質は筋肉の材料となるため、筋肉を増やすためには多くのたんぱく質が必要なのです。
日本製でも海外製でも、プロテイン=たんぱく質であるということに違いはありません。では一体なぜ海外製の商品をわざわざ購入する人がいるのでしょうか。
■日本製と海外製はなぜ違う?
日本製のプロテインと海外製のプロテインはいったいどのような違いがあるのでしょうか。サプリメント大国とも呼ばれるアメリカを例に、日本製品との違いを見てみましょう。
<健康保険がないアメリカ>
日本では、例外を除き全員が健康保険に加入しています。これは国が健康保険制度によって定めているためです。保険に加入していることで、医療機関では安く治療を受けることができます。一方アメリカでは、国が定めている健康保険はなく、個人個人が民間の保険に加入する形となっています。
保険に加入していない場合は治療費が高額になってしまうので普段から健康への意識が高く、病気にならないように予防するための健康食品が進歩しているのです。プロテインも数多くの商品が販売され、多くの人が健康維持・向上のために活用しています。
<法律の違い>
日本とアメリカでは、法律が異なります。アメリカではサプリメントと認められていても、日本では医薬品扱いになりサプリメントと認められない成分などもあります。そのような違いによって、海外のサプリメントには日本で見たことのないような商品が売られている場合があります。
また、日本では製品の安全性に関する規則が定められていません。
アメリカではGMP(Good Manufacturing Practice:適正製造規範)という規則により、商品の含有成分が虚偽表示されていないか、品質に問題性がないかだけでなく、製造されている工場の衛生管理など商品ができる過程を全て厳しくチェックしされます。
一方、日本では医薬品にはGMPが義務付けられていますが、サプリメントでのGMPはメーカーの自主的な取り組みとして行われている程度です。
その点でいえば、日本製のサプリメントよりも海外製のサプリメントの方が、品質が保証されており安全ともいえます。
<情報の早さの違い>
日本はまだまだサプリメントに対する情報がアメリカほど多くはなく、使う人の知識も高くはありません。そのため、アメリカで人気の出た商品が遅れて日本で発売されるということも少なくありません。現在は、海外製品が一歩先を進んでいるという形になっています。
■とにかくデカくて安い
以前に比べ日本製のプロテインも種類が多く、安いものも発売されてきていますが、海外のものに比べると全体的に値段が高いうえ内容量も少ないものが多く、商品の選択肢が少ないという点が挙げられます。
海外製品はとにかくデカい商品が多く、しかも安いうえ、含まれている成分量も多いです。その点でプロテインを長期的に活用している人は、色々な商品を試していくうちに海外製品にたどり着くのです。
海外製プロテインを選ぶ3つのポイント
■ポイント①:プロテインの種類
プロテインには大きく分けて3種類があります。
①ホエイプロテイン
牛乳を原料としたプロテインがホエイプロテインです。ホエイとは牛乳から脂肪分やカゼインと呼ばれるたんぱく質を除いた“乳清”のことです。牛乳に含まれる約3%のたんぱく質のうち、約20%がホエイたんぱくです。
ホエイプロテインの特徴は、体内への吸収が早いのが特徴です。また、筋肉での利用率が高く筋肉づくりに最も適しているプロテインといえます。
一般的に販売されている多くのプロテインは、このホエイプロテインです。
②カゼインプロテイン
牛乳から作られるプロテインにはもう1種類あります。それをカゼインプロテインといいます。カゼインは牛乳に含まれるたんぱく質の約80%を構成しています。カゼインプロテインはホエイプロテインに比べ体内への吸収スピードが遅く、ゆっくりと吸収されていきます。また、固まりやすいため腹持ちが良いのも特徴です。
③ソイプロテイン
大豆を原料として作られるプロテインをソイプロテインといいます。
ソイプロテインは、カゼインプロテイン同様、体内への吸収スピードが緩やかなのが特徴です。また、食物繊維が豊富で腹持ちが良かったり、大豆に含まれているイソフラボンが摂取できるためダイエット目的や美容にも効果的です。
自分の目的に合わせて、プロテインの種類を選ぶとよいでしょう。
■ポイント②:たんぱく質含有率
1回の摂取量のうち、たんぱく質量の割合がどれくらいかを示すのが“たんぱく質含有率(もしくはたんぱく質含有量)”です。
プロテインの中には糖質が多く含まれているプロテインもあります。それらの商品はウエイトゲイナーと呼ばれ、とにかく体重を増やしたい、体を大きくしたい人に向けてたんぱく質の割合を減らしその分糖質を多く含んで摂取カロリーを増やした商品になります。もちろんそのような商品は体脂肪をつけたくない人にとってはオススメできません。
体脂肪の蓄積を防ぎ、筋肉だけを効率よくつけるためには、たんぱく質含有率が多い商品を選ぶようにした方が良いですし、とにかくカラダを大きくしたい!という人はウエイトゲイナー商品を選ぶとよいでしょう。
■ポイント③:価格
プロテインは短期間飲んだだけでは効果はありません。筋肉をしっかりつけるなら長期的にプロテイン摂取を続ける必要があります。その際の選ぶポイントとして価格は重要です。
海外製品は安くて量が多いものが沢山ありますが、たんぱく質含有率や内容量(何回分摂取できるか)などを比較して、自分の目的に合ったプロテインの中でコストパフォーマンスの良い商品を探しましょう。
また同じ商品でも販売サイトによって値段が大きく異なる場合があります。自分好みのプロテインを見つけたら様々なサイトで値段を調べてみることをオススメします。
これらの選ぶ基準は、海外製だからという訳ではなく、日本製でも同じです。
海外製・日本製を問わず、プロテインを選ぶ際の基準として参考にしてみてください。
激安商品も?! 海外製プロテインのおすすめランキングTOP20
ここでは海外製のおすすめプロテインを紹介します。
あくまでも個人的なものなので、プロテインを選ぶ際の一つとして参考にしてみてください。
■No.1:GOLD STANDARD 100%WHEY PROTEIN
ブランド名:Optimum Nutrition(オプチマムニュートリション)
商品名:GOLD STANDARD 100%WHEY PROTEIN
アメリカのメーカー Optimum Nutrition が販売するホエイプロテインです。
アメリカでは人気No1ともいわれ、アメリカだけでなく日本国内でも人気の高い海外製プロテインです。
たんぱく質含有率が 80% と高いうえ、WPI製法で作られていることが人気の秘訣です。
牛乳から作られるプロテインには乳糖という成分が含まれています。乳糖は腹痛や下痢などの症状の原因になる場合があります。これを乳糖不耐症といいます。WPI製法とはホエイを抽出する際にこの乳糖を取り除くために細かくろ過を行います。そのため乳糖不耐症の人でも安心して摂取することができるというメリットがあります。
味のバリエーションも多く、どの味も美味しいと好評です。
多くの人が活用しているため、海外製プロテインの安全性に少し抵抗がある人でも、安心して摂取することができるプロテインです。
■No.2:THE WHEY
ブランド名:MY PROTEIN(マイプロテイン)
商品名:THE WHEY
この商品は、ヨーロッパにおいて人気の高いイギリスのスポーツ栄養ブランド MY PROTEIN が販売しているホエイプロテインです。
たんぱく質含有率が86%と高いうえに糖質や脂質も極力カットされているため、体脂肪を極力つけずに筋肉を増やしたい人や、ハードにトレーニングしている人におすすめのプロテインです。
このプロテインの特徴の一つとして、独自に開発したMyZyme®という酵素を配合していることです。この酵素の働きにより、たんぱく質がアミノ酸に分解されやすいというメリットがあります。どんなにたんぱく質含有量が多くても、しっかり分解吸収されなくては効果が現れないため、お腹が弱い人でも効果を出すことができる優れた商品といえるでしょう。
■No.3:COMBAT POWDER
ブランド名:Muscle Pharm(マッスルファーム)
商品名:COMBAT POWDER
アメリカのメーカー Muscle Pharm が販売しているプロテインです。
たんぱく質含有率は71%と高品質のプロテインに比べると低めですが、このプロテインをおすすめするには理由があります。このプロテインは3種類のホエイプロテインとカゼインプロテイン、卵から作られるエッグプロテインを混合しているという特徴があるからです。様々な種類を混ぜることでそれぞれのメリットを活かし、素早い吸収が求められるタイミングはもちろん、長時間でのたんぱく質吸収を可能としています。
また、最近トップアスリートが実践し結果を残しているということで日本でも話題となったグルテンを含まない“グルテンフリー”となっていることも人気の理由です。
■No.4:ALL WHEY GOLD
ブランド名:AllMax Nutrition (オールマックスニュートリション)
商品名:ALL WHEY GOLD
アメリカのメーカー AllMax Nutrition が販売しているホエイプロテインです。
たんぱく質含有率は80%と高く、使用されているホエイたんぱくもWPI製法・CMF製法・WPH製法という様々な製法で抽出されたものが独自のバランスで配合されており、素早い吸収が可能となるうえ、筋肉づくりのために効率よく活用されるように考えられています。消化酵素が配合されているため効率よく吸収することができ、そのうえ乳糖がほとんど含まれないため、お腹の弱い人でも安心して飲めるプロテインです。この商品もグルテンフリーです。
ALLMAX Nutrition, AllWhey Classic, 100% Whey Protein, Chocolate, 5 lbs (2.27 kg)
※海外の通販サイトです
■No.5:IMPACT WHEY ISOLATE
ブランド名:MY PROTEIN(マイプロテイン)
商品名:IMPACT WHEY ISOLATE
イギリスのメーカー MY PROTEIN が販売しているホエイプロテインです。
たんぱく質含有率が90%と最高レベルで糖質と脂質もほとんど含まれていないため、ストイックに筋肉のみを増やしたい人におすすめのプロテインです。
驚くほど数多くのフレーバーが販売されており、きっと自分好みの味があるはずです。味も甘くておいしいという評価が多いようです。
■No.6:PLATINUM HYDRO WHEY
ブランド名:Optimum Nutrition(オプチマムニュートリション)
商品名:PLATINUM HYDRO WHEY
アメリカのメーカー Optimum Nutrition が販売するホエイプロテインです。
たんぱく質含有率は76%と一般的ですが、WPH製法(加水分解製法)で作られている点が特徴です。WPH製法とは、たんぱく質を部分的に消化させた形で配合し、体内への吸収を素早く行うことができるように加工する方法です。そのため他のホエイプロテインに比べ、筋肉づくりに効果が高いとされています。さらに筋肉づくりに効果が高いアミノ酸であるBCAAも配合するなど、筋肉づくりに効果を上げるための工夫がされています。
トレーニング後は、筋肉を成長させるためにも素早いたんぱく質の摂取が必要となりますが、この商品はトレーニング後のタイミングに最も適しているプロテインといえるでしょう。
■No.7:Pure Whey Plus PROTEIN STACK
ブランド名:Champion(チャンピオン)
商品名:Pure Whey Plus PROTEIN STACK
アメリカのメーカー Champion が販売するホエイプロテインです。
1位で紹介した商品とともに、日本国内でも人気の高い商品です。たんぱく質含有率は65%と低めですが、製法の異なるホエイを配合し吸収の効率を高めています。
デザート感覚で飲めるも人気の高い理由です。アメリカ国内でも人気が高く多くの人が活用しているため、安全性も心配ありません。初めてプロテインを使うという人におすすめできるベーシックなプロテインです。
■No.8:TOTAL PROTEIN
ブランド名:MY PROTEIN(マイプロテイン)
商品名:TOTAL PROTEIN
イギリスのメーカー MY PROTEIN が販売しているプロテインです。
たんぱく質含有率は76%ですが、一回当たりの摂取推奨量が60gと多いため、一回当たり46gという大量のたんぱく質を摂取することができます。牛乳や卵のたんぱく質を使っているため、素早い吸収としっかり体内で活用されるというそれぞれの特徴を持っています。
摂取量が多いため、他のプロテインに比べカロリーが多めです。一回当たりの摂取量も多いので、とにかくカラダを大きくしたい人におすすめできるプロテインです。
■No.9:Syntha-6 ISOLATE
ブランド名:BSN(ビーエスエヌ)
商品名:Syntha-6 ISOLATE
アメリカのメーカー BSN が販売するプロテインです。
たんぱく質含有率は65%と低めですが、ホエイプロテインとカゼインプロテインがブレンドされており、素早い吸収もゆっくりとした吸収も行われる、どのタイミングで摂取しても効果的なプロテインといえます。また、血糖値の上昇を抑える成分も配合しているため、ダイエット中のプロテインとして活用するとよいでしょう。
ダイエット中は摂取カロリーを抑えることによって、筋肉が分解されやすい状態になりやすいです。このプロテインのように、長時間にわたってたんぱく質が吸収され続ける商品には筋肉の分解を防ぐ効果もあります。ダイエット中の間食や食事の置き換えとして活用しましょう。
■No.10:GOLD STANDARD 100% CASEIN PROTEIN
ブランド名:Optimum Nutrition(オプチマムニュートリション)
商品名:GOLD STANDARD 100% CASEIN PROTEIN
アメリカのメーカー Optimum Nutrition が販売するプロテインです。
たんぱく質含有率は70%と一般的ですが、この商品はいままでの商品と異なり100%カゼインプロテインでできています。カゼインプロテインは、吸収がゆっくりなため、就寝前に摂取するのが最も効果的です。それだけではなく、このプロテインには吸収の早いBCAAも配合されているため、トレーニング直後の摂取にも効果を発揮します。
摂取タイミングによって効果の高いプロテインを使い分けたいというマニアックな方におすすめのプロテインです。
■No.11:NITRO TECH
ブランド名:MUSCLETECH(マッスルテック)
商品名:NITRO TECH
アメリカのメーカー MUSCLETECH が販売するプロテインです。たんぱく質含有率は68%と他の商品に比べ少なめですが、この商品の特徴はクレアチンという成分が配合されていることです。
クレアチンはアミノ酸の一種で、筋力の向上に高い効果を発揮します。また、すぐにエネルギーとして活用されるため長時間・高強度のトレーニングが可能となり、筋肉に対する刺激を大きく増やすことができます。その結果、効果的な筋肥大につながるのです。
日頃からハードなトレーニングをしている方や、競技パフォーマンスを高めたいアスリートにおすすめできるプロテインです。
■No.12:ISO 100
ブランド名:Dymatize Nutirition(ダイマタイズニュートリション)
商品名:ISO 100
アメリカのメーカー Dymatize Nutirition が販売するホエイプロテインです。
たんぱく質含有率は80%と高く、WPH製法で作られている高品質のプロテインです。糖質や脂質もほとんど入っていない、純粋にたんぱく質だけを摂取するためのプロテインといえます。WPH製法は他のホエイプロテイン製法の中でも特に素早い吸収が特徴なので、トレーニング直後に摂取するのに最も適しています。
また、グルテンフリーなため、グルテン摂取を制限している人にとっても嬉しい商品といえます。
■No.13:Super Heavy Weight Gainer 1200
ブランド名:Champion(チャンピオン)
商品名:Super Heavy Weight Gainer 1200
アメリカのメーカー Champion が販売するプロテインです。
たんぱく質含有率は25%とかなり低いのですが、これには訳があります。このプロテインは体重を増やす目的のために販売されている商品なのです。その代わりに糖質が多く含まれており、1回あたりになんと1200kcalも摂取できるのです。商品の摂取推奨量が1回あたり200gととても多く、たんぱく質も1回あたり50g摂取することができます。摂取したカロリーが体脂肪にならないようにビタミン類も配合されているなどの点も嬉しいポイントです。
カロリーを多く摂取する商品のため、非常に濃厚ですごく甘いです。
ハードゲイナーと呼ばれる食べてもなかなか太れない人や、とにかくカラダを大きくしたいという人におすすめです。もちろんカロリーが多いため、ダイエット中の人には向いていません。
同じ商品の中に、Heavy Weight Gainer 900という、1回あたりの摂取カロリーが900kcalになる商品もあります。自分の目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
■No.14:Serious Mass
ブランド名:Optimum Nutrition(オプチマムニュートリション)
商品名:Serious Mass
アメリカのメーカー Optimum Nutrition が販売するプロテインです。この商品もハードゲイナー向けの高カロリープロテインです。
たんぱく質含有率は14%とかなり低いですが、1回あたりの推奨摂取量が334gと非常に多いため、1回あたり50gもたんぱく質を摂取することができます。1250kcal摂取できるため、カラダを大きくしたい人は積極的に活用していただきたいプロテインです。
クレアチンやグルタミンなどのアミノ酸も配合しているため、カラダづくりだけでなく筋力の向上や体調管理としても活用することができるでしょう。
■No.15:Organic Whey Protein
ブランド名:Now Foods(ナウフーズ)
商品名:Organic Whey Protein
アメリカのメーカー Now Foods が販売するプロテインです。たんぱく質含有率は79%と高く、脂質・糖質ともにほとんど含まれていない、高品質のプロテインです。
このプロテインの最大の特徴は名前にもある通り、オーガニックという点です。合成成長ホルモンや抗生物質、殺菌剤を使用していないミルクを使い製造されています。品質はUSDA(米国農務省)やQAI(国際品質保証)が認定オーガニックとして認めているように確かです。人工甘味料なども使われていないので、食品添加物を極力摂りたくないという人にとっておすすめのプロテインです。
■No.16:Metabolic Whey
ブランド名:MRM(エムアールエム)
商品名:Metabolic Whey
アメリカのメーカー MRM が販売するプロテインです。
たんぱく質含有率は73%と一般的ですが、独自の技術を使いたんぱく質が分解された状態に加工してあるため、吸収がスムーズで消化を助けてくれます。どんなに大量にたんぱく質を摂取しても体内で消化・吸収されなくては効果がありませんので、この商品は胃腸が弱い人にとっては最適なプロテインといえます。
またグルタミンも配合されており、ハードトレーニングによる疲労の回復効果もあります。
■No.17:ELITE CASEIN
ブランド名:Dymatize Nutirition(ダイマタイズニュートリション)
商品名:ELITE CASEIN
アメリカのメーカー Dymatize Nutirition が販売するプロテインです。
たんぱく質含有率が75%と高めのカゼインプロテイン商品です。カゼインたんぱくと消化酵素を配合し、最大で7時間もの間たんぱく質を補給し続けることができるとされています。長時間の吸収が可能なこの商品は就寝前に最も適したプロテインの一つです。
また、腹持ちが良いためダイエット中の間食や食事の置き換えとしても活用できるプロテインといえます。
■No.18:トゥルーマス・ハイプロテインゲイナー
ブランド名:BSN(ビーエスエヌ)
商品名:トゥルーマス・ハイプロテインゲイナー
アメリカのメーカー BSN が販売するプロテインです。
この商品もハードゲイナー向けのプロテインです。そのため、たんぱく質含有率が27%とかなり低いのですが、糖質が多く1回あたりの摂取カロリーが700kcal、たんぱく質量は46gが摂取できます。筋肉づくりに効果的な栄養素BCAAも含まれており、カラダを大きくすることを目的とする人におすすめです。
ハードゲイナーの商品は1回あたりの摂取量が多く、お腹がいっぱいになりやすいです。この商品は他のハードゲイナー用のプロテインに比べ、摂取カロリーが低い代わりに摂取量も少なめです。プロテインでお腹いっぱいになってしまって食事が食べられないというのは好ましくありませんので、小食だけどカラダを大きくしたいと考えている人は、このプロテインから試してみることをおすすめします。
■No.19:Carnivor
ブランド名:Muscle Meds(マッスル メッズ)
商品名:Carnivor
アメリカのメーカー Muscle Meds が販売するプロテインです。
たんぱく質含有率は69%と低めですが、このプロテインの最大の特徴は、他にはない“牛肉”から作られたプロテインという点です。牛肉には他のプロテインに含まれていないクレアチンが多く含まれています。その上、このプロテインではクレアチンを多く摂取できるように作られているため、筋力増強を目指す人やアスリートにとっておすすめのプロテインといえます。
実際に有名なアメリカのトップボディービルダーが共同開発に携わり、本人がホエイプロテインやカゼインプロテインを摂取するよりも、牛肉を食べた方が筋肉がついたところから研究が始まったということです。牛肉から摂取できる栄養成分を高め、その他の牛肉摂取のデメリットなどを排除して作られた商品がこのプロテインなのです。
■No.20:Non-GMO Soy Protein Isolate
ブランド名:Now Foods
商品名:Non-GMO Soy Protein Isolate
アメリカのメーカー Now Foods が販売するプロテインです。
このプロテインは大豆から作られているソイプロテインで、たんぱく質含有率が83%と高い商品です。糖質・脂質ともにほとんど含まれていないうえ、腹持ちも良いためダイエットに効果的です。
また、ソイプロテインは大豆に含まれるイソフラボンの効果により、女性ホルモンの働きをサポートしてくれる女性に最適なプロテインです。動物性たんぱく質を摂取できないベジタリアンやビーガンと呼ばれる人たちでも活用できるプロテインです。
海外製プロテインの注意点
海外製といっても、品質が悪いということはまずありません。初めに紹介した通りアメリカではプロテインも厳しいチェックを通過したのち販売されるからです。また、プロテイン自体たんぱく質なので副作用なども一切心配ありません。
注意するとしたら、品質よりも購入についてです。
■安心できるサイトからの購入を
海外製品を購入するには、正規輸入と個人輸入という二つの方法があります。
「正規輸入」とは、国内でもチェックされ日本で販売しても問題ないと認可をうけた商品になります。何かトラブルが起きた際は販売している業者が責任をもって対応しなくてはいけません。
「個人輸入」は本来、購入者個人が自分で使用する目的で購入してきた商品になります。そのため、購入に関するトラブルは自己責任となります。サイトによっては個人輸入として自分で購入したものを販売しているサイトもあります。
今回紹介した商品は、有名なメーカーばかりですし、メーカーサイトで直売している商品もありますのでその心配はありませんが、珍しいプロテインの場合は個人輸入のサイトの可能性があり、注意が必要です。
もちろん個人輸入で販売しているしっかりとしたサイトもありますが、商品が届かない・違う商品が送られたなどのトラブルを避けるためにも、しっかりとした販売サイトで購入するとよいでしょう。
まとめ
海外のプロテインは驚くほど多く販売されており、味も数えきれないほど沢山あります。その中から自分好みのものを選ぶのは難しいですが、それも楽しみの一つといえるでしょう。
プロテインを活用することは、筋トレの効果を高めるだけでなく、モチベーションアップにつながります。トレーニング効果が停滞したと感じたら、プロテインを活用したり、他のプロテインに変えてみるのも一つの手段です。その際はぜひ海外製のプロテインも視野に入れながら、プロテインを選んでみましょう。
トレーナーとして活動しています。ダイエットやトレーニング方法についてお伝えします。