ロゲインとは?効果効能2つと使い方・副作用を薬剤師が徹底解説

ロゲインとは?効果効能2つと使い方・副作用を薬剤師が徹底解説

薄毛(ハゲ)について調べているときにロゲインを見つけた方もいると思います。ロゲインとは何なのでしょうか。どんな効果効能があるのか、適切な使い方や副作用は大丈夫なのか、気になる点について徹底解説します。


※この記事は、薬剤師の資格を持つライターが書いています。

薄毛のことなどを調べていると、ロゲインという薬剤を目にすることがありますよね。
ロゲインとはどのようなものなのか、効果効能や使い方も含めて詳しく解説していきます。

ロゲインとは?

ロゲインは1980年にアップジョン社(現在のファイザー製薬)が開発し、現在ではJohnson&Johnsonから発売されています。

有効成分は「ミノキシジル」と言います。もともとは、高血圧の治療を期待して研究開発されていたようですが、「毛が生えた」「体毛が増えた」という結果もあり、それらの効果に注目して開発を進めて商品化されたのが「ロゲイン」となります。

ミノキシジルを有効成分とした医薬品は日本にもあります。日本ではリアップという商品がありますが、この商品が承認され発売されたのが1999年ですので、19年も先に発売され現在に至るまで使用され続けています。ロゲインはまさにミノキシジル製品の先駆けと言えるでしょう。

そんな実績のあるロゲインですが、どのような効果や副作用があるのか、使い方や購入方法はどうすればいいのかについて紹介をさせて頂きます。

ロゲインには女性用もある?

薄毛にお悩みの方は男性だけでなく、女性の中にも気にされている方がいらっしゃると思います。ロゲインは薄毛に効果を示す医薬品ですが、男性用だけでなく、女性用もあるのでしょうか?

Johnson&Johnson社が発売しているロゲイン製剤にはいくつかの商品があり、男性用のものが多いのですが、「Women’s Rogaine」という商品名で女性用のロゲインも販売されています。有効成分であるミノキシジルの濃度は男性用ロゲインの場合5%が一般的ですが、女性用は2%となっております。女性用は、男性用より有効成分の濃度は控えめになっているようです。

ミノキシジルの濃度は低いのですが、女性用ロゲイン1本の容量については、男性用ロゲインと同じく60mLとなっています。ですので、製品1本がおよそ1ヶ月分という点も同じです。さらに使用方法も同じとなっています。使用方法は、後ほど説明しますので、そちらをご覧ください。

ただ、注意して欲しいのは、脱毛や薄毛に効果があると言っても、「男性型脱毛症」が女性に発症した場合にのみ効果があるということです。男性ホルモンが関係した脱毛や薄毛でないと効果がありませんので、円形脱毛症、ダイエットによる脱毛、頭部の傷や湿疹による脱毛、薬を使った後の脱毛などには使用しないようにしてください。

ロゲインの効能効果2つ

ロゲインに期待できる効果は、ズバリ「発毛」です。ロゲインの有効成分である「ミノキシジル」がこの発毛効果を示します。ミノキシジルは血管を拡張し血行を促進するはたらきがあります。

普段、わたくしたちはエネルギーを得るために栄養を摂りますが、髪の毛の生育するためにも栄養が必要です。ミノキシジルによる血流の促進が髪の毛の生育に必要な栄養素を頭皮に行き渡りやすくするといってもいいでしょう。

ミノキシジルは、日本皮膚科学会ガイドラインでも発毛効果が認められた有効成分として以下のように推奨されています。(引用:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版)

CQ3:ミノキシジル外用は有用か?
推奨度:A
推奨文:ミノキシジル外用を行うよう強く勧める (男性型脱毛症:5%ミノキシジル,女性型脱毛症:1% ミノキシジル)

このように5%ミノキシジルの外用(塗布)が学会で推奨されています。さらに、ミノキシジル5%を使用して、太い髪の毛が生えてきたという日本での臨床試験のデータもあるので、育毛効果があると強く言えるでしょう。

なお、ロゲインには2%、5%、10%の商品がありますが、現在日本で一般的に使用されているミノキシジル外用薬の濃度は5%です。また、10%の商品では日本人での安全性が十分に分かっていませんので、ロゲインでも5%の商品の使用がお勧めとなります。以後は5%の商品の特徴を主に紹介します。

ミノキシジル5%の臨床試験データ4つ

ロゲインの有効成分はミノキシジルであり、ミノキシジルについては臨床試験のデータがあります。

以下の臨床試験データは、大正製薬の「リアップX5」のものです。リアップX5もロゲインと同じく有効成分がミノキシジル5%となります。

1. 長期投与試験における医師の評価

こちらの臨床試験のデータはミノキシジル5%を長期間使用した方々の頭皮・毛髪の状態を医師が評価したものです(引用元:http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/)。

医師が、4週間ごとに、「著明改善」「中等度改善」「軽度改善」「不変」「悪化」の5段階の評価をまとめています。グラフを見ると使用を開始から4週間後には、すでに軽度改善が見られるようになり、使用開始から8週間後には被験者の1割以上に、使用開始から16週間後(約4ヶ月)には8割近くに軽度改善が見られたと評価されています。使用開始から24週間後(約半年)には、「軽度改善」「中等度改善」「著明改善」をあわせて、実に9割以上に改善が見られることが分かります。

また、使用開始から24週間後以降は、「軽度改善」より「中等度改善」の評価の割合が高くなっていることが分かります。

なお、この臨床試験で用いられている「著明改善」「中等度改善」「軽度改善」「不変」「悪化」の各評価の基準は以下の通りです。

・著明改善:密度の高い毛髪成長(薄くなった領域がほぼ完全に被われている。毛髪の密度は薄毛化していない領域とほぼ等しい)
・中等度改善:中等度の毛髪成長(薄くなった領域が、新発毛により部分的に被われているが、薄くならなかった領域に比べると密度は低い[容易に識別できる])
・軽度改善:軽微な毛髪成長(明確な毛髪成長がみられるが、薄くなった領域をかなり被うということはない)
・不変:可視的毛髪成長なし
・悪化:毛髪成長の後退

2. 長期投与試験における被験者の印象

この臨床試験データは、ミノキシジル5%を使用した方々(被験者)の1日2回使用した際の発毛に対する効果の印象をグラフ化したものとなります(引用元:http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/)。

被験者には4週間ごとに自身の毛髪の状態を「非常に良くなった」「良くなった」「少し良くなった」「変わらなかった」「悪くなった」の5段階で評価しています。「少し良くなった」までを含めると、使用開始から16週間後(約4ヶ月)で7割以上の方が発毛効果を実感したようです。

使用開始から20週間後では、「良くなった」と感じる方の割合が急激に増加し、以後その割合が増えていることもわかります。使用開始から40週間(約10ヶ月)以降では9割近くの方が発毛効果を実感していることがわかります。

これらのことから、医師の評価だけでなく、使用した本人も効果を実感できることを示しています。

3. 1cm²当たりの総毛髪数の変化

こちらの臨床試験データはミノキシジル5%を使用した方の1cm²当たりの総毛髪数の変化を表したグラフです(引用元:http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/)。

このグラフは、使用開始から4~24週間後まで、4週ごとに、開始時と同一部位(1cm²)における毛髪数の変化を確認し、その増減数を示しています。使用開始から4週間後では1.4本だった増加数が、16週間後(約4ヶ月)では22.3本となり、24週終了時では開始時から21.8本増加していることが分かりました。

21.8本と聞くと少ないと感じた方もいるでしょうが、これは1cm²当たりの結果です。縦1cm×横1cmの範囲と考えると、その中だけで21.8本の髪の毛が生えるということは、全体ではかなり多くの毛が増えていることが想像できるのではないでしょうか。

4. 1cm²当たりの太さ40µm以上の毛髪数の変化

こちらの臨床試験データはミノキシジル5%を使用した方の1cm²当たりの40µm以上の太さの毛髪数の変化をグラフ化したものです(引用元:http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/)。

ここで、µ(マイクロ、ミクロ)とは、1 m(メートル)の100万分の1の大きさを意味します。1 mmは1 mの1000分の1ですので、1 µmは1 mmの1000分の1となります。すごく細く感じるかもしれませんが、毛髪の場合は80 µmが平均的な太さといわれていますので、太く見える毛髪でもそれくらいの大きさのものなのです。

このグラフでは、使用開始から4~24週間後まで4週ごとに、開始時と同一部位(1cm²)における40µm以上の太さの毛髪数の変化を確認し、その増減数を示しています。使用開始から4週間後では0.8本だった増加数が、使用開始から16週間後(約4ヶ月)では26.4本となり、使用開始から24週終了時では開始時から25.6本増加していることがわかります。

このことから、ミノキシジルには髪の毛を増やすだけでなく、太くする効果もあるといえるでしょう。

ロゲインの使い方

ロゲインには、ROGAINE®(液状タイプ)とROGAINE®Foam(泡タイプ)があります。ここでは、2つの製品の使い方について説明をしていきたいと思います。

2つのタイプにいえる一番大事なこと

2つのタイプの使い方は少々変わります。(次の項目で紹介していきます。)
ただ、どちらのタイプでも該当する重要な事項があります。それは、量を守るということです。

液状タイプも泡タイプも1日2回となっています。効果を望んで1日に何回も使用する、忘れたから2回分使用する、スポイトの目盛りを無視して目分量で使用するなどは正しい使い方とは言えません。多く使用すると副作用が出てくる可能性が上がります。逆に副作用が心配ということで1日の回数や1回の量を減らすと効果を実感しにくくなるでしょう。そのため、1日の使用回数と1回の量を守りましょう。

また、ロゲインが効果を表すのには少なくとも4ヶ月かかるようです。また、個人差がありますので4ヶ月よりも早く効果の現れる方もいれば4ヶ月経ってもあまり変わらないという方もいると思います。いずれにせよ、長い道のりになることが予想されます。辛抱強く、量を増やして使うことの無いように、使用方法を正しく守っていきましょう。

では、各タイプの使用方法について紹介します。

ROGAINE®(液状タイプ)の場合

<手順①>
専用のスポイトでボトルから1 mLの目盛りまで吸い上げて、気になる部分の頭皮に直接塗ってください。ここでのポイントは、「専用のスポイトを使う」ということと、「直接頭皮に塗る」ということです。髪の毛に塗っても効果がないため、気になる部分に髪の毛がある場合は、かき分けて塗るようにしましょう。

スポイト1mLで約5cmの円状に広がるようです。この時、頭皮が濡れていると液が広がりやすくなるため、気になる部分にとどまらなくなってしまいます。塗る前に頭皮は乾かしておきましょう。また、液状タイプですので頭皮から垂れることもあるでしょう。頭皮以外についた場合はよく水で洗い流してください。

<手順②>
薬液を塗ったら、頭皮を優しくマッサージしましょう。これは、薬液を頭皮になじませるためでもあります。ここでのポイントは「優しく」というところです。あまり力をこめすぎると頭皮や髪の毛を痛めてしまうことが考えられます。その点を意識して優しくマッサージしていきましょう。また、マッサージを行った後は、薬液が手についている可能性が高いです。マッサージを終えた後はせっけんなど使ってよく手を洗いましょう。

<手順③>
マッサージを終え薬液をなじませた後は頭皮を自然乾燥させてください。ここでのポイントは「自然乾燥」です。ドライヤーで乾燥させると、乾くのは早いでしょうが、有効成分のミノキシジルが頭皮に浸透する前に乾いてしまうことになります。そのため見込める効果が減ってしまうでしょう。自然に乾くまでには15~25分かかるようです。

また、乾いた後もシャワーや雨など頭皮の濡れることには注意が必要です。これは、塗ってから4時間は乾かした後もミノキシジルが頭皮にじわじわ浸透行くからです。乾いたからといってすぐに浸透しているというわけではないことを頭の片隅に置いておきましょう。

ROGAINE®Foam(泡タイプ)の場合

<手順①>
片方の手でスプレー缶を持ち、もう片方の手のひらか指先(親指以外を使う)に泡を出します。この時、泡の量は付属キャップの半分量を目安としてください。その後、頭皮に塗ることとなりますので、塗りやすい指先がいいでしょう。

泡を出したら、気になる部分の頭皮に塗ってください。ここでも乾いた状態の頭皮に塗ることをお勧めします。泡タイプですので、スポイトで塗る液状タイプより周りの髪の毛につきそうですね。しっかりかき分けて髪の毛につかないように注意し塗っていきましょう。

<手順②>
塗った後は、優しく頭皮をマッサージしましょう。泡タイプですので乾くのを待ってからマッサージを行う方が指に泡が付くこともないでしょう。液状タイプは自然に乾くのに15~25分かかるようですが、泡タイプは約5分で乾くようです。短時間で乾きますので、ある程度泡がなくなってからマッサージを開始するといいかもしれません。

<手順③>
マッサージ後はよく乾かしましょう。液状タイプに比べ、頭皮の濡れた感じがないかもしれませんが、約5分はかかるようです。また、同じ有効成分を含んでいるため、塗った後4時間はミノキシジルが頭皮に浸透していきます。頭皮が濡れることは避けましょう。

共通ポイント(まとめ)

各タイプに合わせて詳しく使用方法を紹介しました。ここでは、共通するポイントもあったので、以下に簡潔にまとめました。これだけは守って使用してください。

その1:乾いた頭皮に使用する
その2:専用のスポイト・キャップを使用
その3:塗った後は優しくマッサージ、マッサージ後は手を洗う
その4:自然に頭皮を乾燥
その5:塗った後は頭皮を濡らさない

この5つが共通するポイントと言えるでしょう。
その1とその5に関係してきますが、どちらのタイプも1日2回の使用となります。つまり、使用するタイミングが肝心となります。使用後にシャワーを浴びると効果が減ってしまいますので、入浴時やスイミングなど頭を濡らしてしまうイベントと被らないようなタイミングで使用することが大事です。

その3のマッサージに関しては、なじませる目的だけでなく、頭皮を程よく刺激・もみほぐすことで頭皮の毛細血管が拡張し、マッサージだけでも血行を良くすることができるようです。ロゲインも血行を良くする効果がありますので、マッサージを行うとさらに効果があるのではないでしょうか。

また、その5にも関係してきますが、ロゲインを使用した後の髪の毛のカラーリングは控えましょう。これは、頭皮が濡れるだけでなく、カラーリングの薬品とロゲインが化学反応を起こす可能性があるためです。使用後は基本的に頭皮・毛髪をいじらないようにしておきましょう。

ロゲインの副作用

医薬品を使用すると、望ましいことばかりが効果としてあらわれるわけではありません。望んでいない効果が副作用です。では、ロゲインにはどんな副作用があるのでしょうか?

一般的な副作用

ロゲイン製剤は、頭皮に使用するものですので、頭皮のかぶれ、かゆみ、赤みなどが挙げられます。このかぶれなどについては、有効成分のミノキシジルが体質に合わない場合の他、ロゲイン製剤に含まれるプロピレングリコールという添加物によるかぶれがあるようです。

もともと敏感肌の方やアレルギー体質の方は注意したほうが良いでしょう。そのような方が使用する場合は、使用する前に耳のうしろや二の腕の内側にロゲインを付けて24~48時間様子を見るとよいかと思います。これをパッチテストと言います。パッチテストでかゆみや赤みなどが起こるようであれば使用は控えることをお勧めします。

また、上の「ロゲインとは?」の部分で、ミノキシジルはもともと高血圧治療を目的として開発されていたと紹介しました。つまり、血圧を下げる作用があります。ロゲインの場合は、発毛効果を期待しているため、血圧低下が副作用となります。血圧が下がりすぎると立ちくらみやふらつき、めまいが現れます。

なお、これらの副作用が出る頻度は「1%未満~5%程度」と少ない確率だと報告されています。さらに、ロゲインは発売されて数十年経っていますが、これまでに重大な障害が起こったという報告はありません。そのため、安心して使える薬だと言えるでしょう。

ただし、副作用の発現には個人差がありますので、出やすい方がいる可能性もあります。もし、ロゲインを使って体調に異変を感じた場合は、使用を中断し医師や薬剤師に相談してください。

初期脱毛とロゲインの関係

「初期脱毛」とは、ロゲインのような発毛剤を使用し始めてから数日~1ヶ月程度の間で、毛髪が抜け落ちる量が普段より多くなる副作用のことです。自覚症状としては、細い毛や短い毛の抜ける本数が増える、頭部が薄くなったように感じる、ハゲたように感じるというものが挙げられます。

これらの症状は、個人差があるようで抜け落ちる髪の量が多い方もいれば、全く変わらなかったと感じる方もいるようです。ちなみに、初期脱毛で抜け落ちやすいのは、細い毛髪や短い毛髪ですので、太くてしっかりとした毛髪がたくさん抜ける場合は初期脱毛ではないと考えられます。また、初期脱毛は、1度起これば終わりというわけでもなく、2度3度と脱毛が起こる方もいるようです。

この初期脱毛は、活動が低下した毛包(髪の毛を作る組織)にロゲインが作用することより起こると考えられています。ロゲインによって毛包が活発化し、新しい毛髪が生えてくることで最終的に毛髪が増えてきます。毛髪がある程度の長さになるまでには数ヶ月かかりますので、ロゲインの効果が出るまでに時間がかかるのもこのためです。そして新しい毛髪が生えてくる際に、それまで生えていた古い毛髪を押し出すことになります。この押し出された毛髪こそが初期脱毛による抜け毛です。つまり、薬が効いて毛包が活性化したからこそ初期脱毛が起こると言っても良さそうです。

ロゲインを使用した場合、効果の発現に約4ヶ月かかると言われています。

個人差のある初期脱毛ですが、やはり期間や回数においても短かった人、長く続く人、1度で終わった人、何度かあった人など個人差があります。発毛剤を使用しているのに抜け毛が止まらないと不安になり、薬の服用を辞めてしまう人もいるようです。しかし初期脱毛は薬が効いている証拠でもあります。効果が出ていると信じて、4ヶ月は根気強くロゲインの使用を続けることをお勧めします。また、初期脱毛についての不安や気になること、4ヶ月以上使用しても初期脱毛が止まらないなどお困りの際には専門クリニックに相談するとよいでしょう。

ロゲインとリアップを比較!違いはある?

発毛剤の中で、日本でよく見かける商品として「リアップ」があります。「日本で唯一、発毛効果が認められている医薬品です。」というフレーズをCMなどで耳にされた方が多いのではないかと思います。

ここでは、ロゲインとリアップには違いがあるのか比較していきたいと思います。

ロゲインとリアップの有効成分

ロゲインもリアップも有効成分はミノキシジルです。また、ミノキシジルの濃度では2%と5%の商品がそれぞれでありますので、同じ濃度であれば期待できる効果は同じだと考えて良いでしょう。製剤のタイプ(液状タイプと泡タイプ)やスポイトの使用感に違いがありますが、使用方法や使用時の注意点も概ね同じです。

購入方法の違い

購入方法ですが、ロゲイン製品の場合は、製造販売元があるアメリカなどからの輸入(個人輸入)となります。海外の製品であり、日本で承認を受けていないので薬局やクリニック、ドラッグストアでの購入ができません。ロゲインの購入方法については、後ほど説明しますので、そちらをご覧ください。

一方、リアップ製品については、日本で認められている医薬品になり、薬局やドラッグストア、さらにamazon、楽天市場などの通信販売サイトで購入できる一般用医薬品の第1類医薬品に分類されています。一般用医薬品とは、処方箋がなくとも買い求めることができる医薬品のことです。

このように購入の方法が違ってきます。また、ロゲインの場合は海外から輸送する形となりますので、手元に商品が届くまでは数日間~10日程度かかってしまいます。一方、リアップについては、急いでいる場合には薬局などで薬剤師からの説明をうけてから購入することが可能で、商品をすぐ手元に置くことができますので、その日から使える点も違うと言えるでしょう。

ただ、リアップのような一般用医薬品は薬局やドラッグストアの店舗により置いている商品が違います。つまり、リアップを置いていない薬局やドラッグストアもあることが考えられます。そのため、すぐに使いたい場合には、事前に調べてから店舗行く必要があるでしょう。

価格の違い

次に価格についてです。ロゲインについては下の「ロゲインの価格相場」で詳しく述べますが、2本セットでだいたい5000~7500円となっています。リアップ製品については、製品ごとで値段は違いますが、リアップの60mLが税抜価格5500円程度、リアップX5プラスローションの60 mLが税抜価格7000円程度となっています。ロゲインの2本がリアップの1本と同程度ということです。このように価格を見ると、同じ容量で比較するとロゲインの方が安いことが分かります。

以上、ロゲインとリアップは有効成分が同じですが、大きくこの2つに違いがあると思います。自身にとってどちらが都合よいのか、購入する際の参考になればと思います。

個人輸入?ロゲインの入手方法

これまでの説明で、ロゲインの効果と使い方について知って頂けたのではないかと思います。では、ロゲインはどこで購入すればよいのでしょうか?

医薬品を購入する場所と言えば、薬局やドラッグストアを想像するのではないかと思います。しかし、ロゲインについては、先ほども述べたように海外製の医薬品でして、日本では医薬品として認められていないため、薬局やドラッグストアで販売されていないのです。

では、どのようにすればロゲインを入手できるのでしょうか?

入手する2つの方法

ロゲインの入手方法は大きく分けて2つあります。
①専門のクリニックを受診してロゲインを処方してもらう方法、
②個人輸入代行業者を利用して購入する方法
があります。

個人輸入代行業者と聞くと難しそうなイメージを持つかもしれませんが、手続きなどは一般的な通信販売と同様ですので、やってみると簡単だと感じることでしょう。

個人輸入代行業者の利用

先ほど述べた通り、ロゲインを購入するには、個人輸入代行業者を介する方法がありますが、個人輸入代行業者とは、購入に関わる手続きや海外からの取り寄せなどを代行してくれる業者のことを言います。

つまり、自分が購入したいものを第三者に依頼して、購入・輸入してもらうことになるのです。「信頼していいのか」「安心できない」と代行サービスに抵抗を示す方もいらっしゃると思います。中にはお金を振り込んでも商品を届けない、あるいは送られてきたが偽造品だったという悪徳な業者も存在する可能性もあります。しかしながら、医薬品の海外輸入は近年では増加しており、信頼できる業者が増えていますので、利用者の多い業者や利用者からの評価の高い業者を選べば安心だと思います。

ロゲインは海外で承認された医薬品で、日本では認められていない医薬品になりますので、使用して体調に異変が生じたり問題が起こったりしても責任を取ってもらうことはできません。個人輸入での使用による健康被害は、あくまでも使用者の責任となりますので、メリット・デメリットを十分に理解したうえで購入、使用することをお勧めします。

また、「やっぱり個人輸入代行業者に頼むのは不安・・・」という方は、男性型脱毛症専門のクリニックの受診をお勧めします。専門クリニックの場合は、様々な種類の治療薬を揃えていますので、最適な治療薬を選んでもらえると思います。その中でもロゲインの使用を希望するのであれば、面談の際にその旨をドクターに伝えるとよいでしょう。

ロゲインはAmazonで購入できる?

個人輸入で購入できるロゲインですが、大手通販サイトAmazonで購入することは可能なのでしょうか? 使い慣れているでしょうし、他のサイトよりも安い商品も多いので使いたいという方もいると思います。

ただ、残念ながら筆者が確認した時点(2018/2/10)では、Amazonで探したところ、ロゲイン製品は見つかりませんでした。検索すると、ROGAINE®Foam(ロゲイン製剤のひとつ)についてのハンドブックが出てきたのみです。

残念ながら、ロゲイン製品に限らず海外の医薬品についてはAmazonで購入できないようになっているようです。ですので、購入を希望する場合は、個人輸入代行を行っている業者を利用してください。

ロゲインの価格相場

これまでに、ロゲインは個人輸入代行業者から購入できることを紹介しました。
そこで、気になるのは価格だと思います。使い続けることができるのか大きな分かれ道になる方もいるでしょうから、具体的な価格を見ていきたいと思います。

個人輸入代行の場合、業者ごとによって取り扱う医薬品も違いますし、同じ医薬品でも価格が異なることがあります。また、海外からの輸入になりますので、円とドルなどの為替のレートが影響し、同じ業者でも購入日によって値段が変わることもあります。個人輸入業者のサイトで確認すると、5%濃度の商品の場合、液状タイプが5400~7100円(2本セット)、泡タイプが6100~6900円(2本セット)でした。また、2%の女性用が5500~7500円(2本セット)といった感じでした。2本セットでの販売が多かったのでこのような表記にしていますが、1本から販売している業者もありますので、1本での購入も可能です。ただし、2本セットの方が1000~2000円安い値段に設定しているところがほとんどですので、2本セットで購入する方がお得となっています。

料金の支払いについては、銀行振込だけでなくクレジットカードが利用できる業者があります。インターネットで検索すると、複数の業者サイトが出てきますので、その中から自分に合った業者を選択することができます。また、金額についても詳しく情報を開示している業者が多くありますので、複数のサイトを見比べて購入することをお勧めします。
ロゲインは、1ヶ月で1本使用する製品ですので、効果発現までに4ヶ月程度かかるということは、少なくとも計4本購入することとなります。一度に4本購入したいと考える方もいるでしょうが、気を付けなければいけないのは、医薬品を個人輸入する場合は数量制限がかかるということです。ロゲイン製剤の場合、一般的な業者では、一度に2本までの購入と制限されており、その注文から8週間経たないと次の注文ができないようになっています。ですので、初回の注文から8週間後の注文を忘れないようにしてください。

まとめ

ロゲインについて、効果と使用方法、購入方法などについて紹介させて頂きました。
男性だけでなく女性の悩みでもある薄毛に効果のある商品です。購入については通販サイトを利用した方法での購入がメインとなるでしょう。事前に調査し自身にあったプランを提供してくれる業者に頼むのが良いでしょう。

ロゲインは効果が実感できるまでに4ヶ月はかかるとされており、さらに初期脱毛も起こる可能性があります。初期脱毛で心が折れそうになるかもしれませんが薬が効いている証拠ですので、強い意志をもって使用を継続してもらえたらと思います。

今回の情報が、ロゲインの適正使用の参考になれば幸いです。

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この記事のライター

薬剤師をしています。ヘルスケア分野の情報をわかりやすく説明します。

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