ハリウッドスターのような、健康的な白い歯に憧れる方は多いと思います。
かなり昔から、歯が白くなる事をうたった歯磨き粉は、つくられ、販売されてきました。ドラッグストアにいくと、ホワイトニング効果を目的とした歯磨き粉が所狭しと、陳列棚に並べられており、とても一度では全ての種類を把握できないような状態です。
また、歯を白くする方法としては歯磨き粉だけではなく、現在では歯科医院でもホワイトニング治療を受ける事もできますし、エステサロンなどで、歯を白くするサービスを行っている所も多くみられます。
ホワイトニングに関してこれだけ多くの選択肢がありますと、選ぶ側としては一体どれがベストな方法なのか、混乱してしまいますよね。
そこで、今回はホワイトニング効果のある歯磨き粉のランキングを決めると同時に、歯が白くなるメカニズムや秘訣、商品選びのポイントなどもまとめて、書いていきたいと思います。
歯磨き粉で歯は白くなる?
そもそも、歯科医院で行なわれているホワイトニング治療もあるのに、歯磨き粉だけで歯は白くなるものなのでしょうか?
一般に歯科医院で行なわれるホワイトニング治療と、歯磨き粉による歯のホワイトニングではそのメカニズムが大きく異なります。
歯磨き粉でも歯を白くすることができますが、方法が異なるので次の段落の説明を参考にしてみて下さい。
歯が白くなる仕組み
■歯磨き粉によるホワイトニングのメカニズム
歯科医院で行なわれるホワイトニングについては、後ほど書いていきますので、先に歯磨き粉によるホワイトニングのメカニズムについて書いていきたいと思います。
メカニズムはいたってシンプルです。
歯磨き粉によるホワイトニングは、歯磨き粉に含まれている研磨剤で、歯の表面についた着色や黄ばみを磨いて落としています(ただし、これは日本国内で市販されている歯磨き粉に当てはまる事で、後に説明するアメリカなどの海外で売られているホワイトニング効果のある歯磨き粉はまた別のメカニズムで歯を白くしていますので、混同しないようにしてください)。
肉眼ではなかなか確認しにくいかもしれませんが、歯の表面は実際にはでこぼこしています、そのでこぼこしている隙間に、カレー、コーヒー、お茶、ワインなどの色の強い飲食物の色が着いてきます。歯磨き粉に配合されている研磨剤は、このでこぼこした部分に入り込んで、着色を直接磨いて落としているというわけです。着色の原因は他にもタバコのヤニなどもありますね。
この研磨剤には様々な種類のものがありますので、例をあげておきます。
・リン酸水素カルシウム
・ハイドロシアパタイト
・ポリリン酸ナトリウム
・ピロリン酸ナトリウム
・リン酸カルシウム
・水酸化アルミニウム
・無水ケイ酸
・含水ケイ酸
・酸化チタン
・シリカ
・ピロリン酸カルシウム
・マイクロクリスタリンワックス
それぞれの研磨剤は粒子の大きさや硬さ、形などが異なり、研磨力の差などに関係してきます。市販されている歯磨き粉には、このように様々な研磨剤が配合されています。
■歯科医院治療のホワイトニングのメカニズム
歯科医院で使用されるホワイトニング剤には30~35%の過酸化水素が含まれており、この過酸化水素が歯の表面を漂白する事によって、ホワイトニング効果をもたらしています。歯磨き粉にも過酸化水素を配合できればいいのですが、過酸化水素は劇薬に指定されていて、日本国内では、薬事法によって、この過酸化水素を歯磨き粉に配合する事が禁止されています。
さらに、歯科医院で行うホワイトニング剤には「マスキング効果」とよばれる働きがあることも知られています。歯の一番外側の部分はエナメル質で覆われていて、その内側には象牙質と呼ばれる層があります。エナメル質は基本的に白色をしていますが、その下の象牙質は黄色です。またエナメル質は光を透しますので、いくらホワイトニング剤などでエナメル質が白くなっても、光が通ってしまいますと、黄色い象牙質が透けてしまう事になり、結局、歯は白く見えません。
しかし、歯科医院で使用されるホワイトニング剤には、エナメル質表面の構造を変化させる事によって、光を透過させずに反射させる働きがあります。このことにより、中の象牙質の見えることを防ぎ、よりいっそう白い歯を生み出すという効果があります。
歯科医院で行なわれているホワイトニングと、歯磨き粉によるホワイトニングに比べ、費用が高くなりますが、歯科医院で行なわれているホワイトニングの方が効果が大きいといえるでしょう。ただし、このように大きな効果が期待できる医院ホワイトニングですが、過酸化水素の刺激によって、歯や歯肉がしみたりする場合があるというデメリットもありますので、注意が必要です。
また、エステサロンなどで行なわれている、歯のマニュキュアは専用の塗料を歯の表面に塗って白くするという方法がよく利用されています。この歯を白くするマニュキュアはドラッグストアなどでも、売られていますのでご自身で自宅で行なうこともできます。この方法は、比較的手軽で、歯がダメージを受けるリスクが少ない方法です。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉の選び方3つのコツ
今回は、歯磨き粉によるホワイトニングがメインテーマですので、実際にどのようにたくさんの商品から自分に合ったものをチョイスすればいいのか、いくつかのポイントをあげていきたいと思います。
■①研磨剤のサイズ、配合量、硬さ
<研磨剤のサイズ>
歯磨き粉に配合されている研磨剤は、基本的にサイズが小さい方がいいです。これには様々な理由があります。小さいサイズの研磨剤の方が、歯の表面の凸凹に入っていきやすく、効果的に着色を落とすことができます。
また、研磨剤が大きいと歯の表面を傷つけやすく、結果、歯の表面の凸凹がひどくなり、かえって着色がしやすい状態になる事があります。また、大きな研磨剤は歯肉を傷つけやすく、炎症を引き起こし、歯や歯肉がしみるなどの症状が出る場合もあります。
<研磨剤の配合量>
次に、研磨剤がどれだけ歯磨き粉の中に含まれているかということでありますが、研磨剤の配合量が多いと、その分研磨作用が強くなりますので、一時的には歯の表面の着色は取れるかもしれませんが、歯の表面へのダメージが大きく、凸凹を悪化させ、結果的に着色しやすい歯の表面を作り、かえって着色が目立ってくるようになる危険があります。ですので、なるべく研磨剤の配合量が少ない歯磨き粉を選択するのがおすすめです。
しかし、歯磨き粉の裏の成分表には、この研磨剤の配合量が表記されていないので、なかなか確認が難しいという問題があります。ところが、この成分表は配合量が大きい成分から表記されるという法則があります。
よって、研磨剤が最初の方に表記されている歯磨き粉は多量の研磨剤が含まれている恐れがありますので、こういったものを避け、できるだけ、研磨剤が最後のほうに記載されている歯磨き粉を選択するのが得策といえるでしょう。
<研磨剤の硬さ>
次は、研磨剤の硬さについてです。歯の表面はエナメル質でできていますが、シリカなどの二酸化ケイ素は、このエナメル質よりも硬いので、研磨剤として使用されている場合には注意が必要です。研磨剤の硬さの一例として、硬い順にリン酸カルシウム、水酸化カルシウム、フッ化カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムの順になりますので、参考にしてみてください。
■②補助成分
歯磨き粉の中には、研磨剤のほかにも様々な成分が含まれていますが、各歯磨き粉のキャラクターを特徴づけているものとして補助成分と呼ばれるものがあります。
この補助成分の中には、歯の表面の電解質を変化させ、プラ-クやステインが歯の表面に付着しにくい環境をつくるものや、歯の再石灰化を促進して、虫歯になりにくい丈夫な歯をつくるのに手助けとなる、フッ素や各種のミネラルなどがあります。あるいは、コラーゲン、ビタミンCなどを配合させて、歯肉を歯周病から守るのに効果的なものなどもあります。
前述の歯の再石灰化は、歯の表面をツルツルになるのに貢献しますので、歯のホワイトニングに関心がある方は、フッ素などの再石灰化を促す成分が入っているかどうかを確認するのも重要になってきます。
■③値段
やはり、購入する立場なので、値段は気になるところです。あまりにも高い歯磨き粉を購入しても、結局継続して使用する事ができなければ、一時の満足で終わってしまいます。
歯磨き粉の値段は製品によってかなり差があります。実際に高価な成分を歯磨き粉に配合していたり、海外から商品を輸入している事によってその分の料金がかさんだり、はたまた品質管理を徹底するとそれだけコストもかかってきます。
しかし、必ずしも値段が高いからといって、ホワイトニング効果が優れているというわけでもありませんので、注意して下さい。例えば、歯磨き粉に高価な香料を配合している場合は、ホワイトニング力には直接関係がないところに、コストがかかっています。
値段に惑わされないようにするには、購入を検討しているホワイトニングにはどんな成分が入っていて、値段が高い場合にはなぜ高いのか、そういった事をご自身で見極める知識をもつことが大切です。それぞれの歯磨き粉がどのようなメカニズムで歯を白くするのか、他の歯磨き粉と比べて大きな特徴はなんなのか、実際の評判はどうなのかなど、チェックする事が何項目かあります。多くの種類の歯磨き粉が市販されていて、専門用語も時々でてきますので、自身でチェックするのが難しいと感じてしまう方も多いかもしれません。しかし、歯を白くするメカニズムにしても、配合されている成分にしても各歯磨き粉で共通している部分も結構あり、興味をもってみていけばそんなに大変ではないので、心配なさらないでください。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉おすすめランキングTOP15
■1. アパガードプレミオ
歯の表面の組織であるエナメル質に97%含まれている「ハイドロキシアパタイト」をナノレベルのサイズまで小さくし、配合する事に成功しています。mHAPと呼ばれる成分が使用されていて、この超微粒子成分により、歯の表面の細かい凸凹まで、粒子が入り込み、付着している着色を効果的に除去できる事が可能です。また、研磨剤が歯の表面と同じ成分なので、硬すぎて歯の表面を傷つけるといった心配が少なくなります。さらに、mHAPが歯の表面の小さな傷をうめていきますので、結果表面がつるつるになり、着色や汚れがつきにくい状態をつくります。
同様に、初期のむし歯にも修復作用が働きますので、むし歯予防の観点からも優れた商品といえるでしょう。アパガードプレミオは他のアパガード製品と比べて約1.4倍の量のハイドドロキシアパタイトが配合されています。さらに、光沢剤であるパール成分も配合しています。
<その他のアパガードシリーズ>
「アパガードロイヤル」は「アパガードプレミオ」よりもさらに多くのmHAPが配合されていますが、その分値段があがっています。アパガードシリーズの「アパガードスモーキン」はヤニやステインの除去成分を多く配合していますので、ヤニなどの着色が多い方は、まずこちらを使用して、着色が落ちてきてから、ロイヤルに切り替えるというのが効果的だと考えられます。その他にも「アパガードリナメル」はう蝕予防に効果的な「キシリトール」が配合されており、かつmHAPの配合量がアパガードシリーズの中でも「アパガードロイヤル」と同様に最も多いのですが、歯科医院でのみの販売となっています。
■2. オーラパール
オーラパールは口の中の健康を改善する有効成分を、バランスよく配合しています。アパガードプレミオと同様にmHAPが配合されていて、歯を白くする効果が大いに期待できます。さらには唾液に含まれるリゾチームと呼ばれる有効成分も配合されており、このことによって、より歯の表面の再石灰化が促進されます。歯の表面の再石灰化が促されれば、表面がつるつるになり、着色しにくい状態に近づいていき、高い美白効果も見込まれます。
■3. ちゅらトゥースホワイトニング
沖縄で開発された商品です。ポリアスパラギン酸のアミノ酸高分子が汚れの原因となるタンパク質と反応して、汚れを浮かせて落とすようにします。また、リンゴ酸が新たに汚れが着色するのを防ぐように働きます。さらに、ビタミンCも配合されており、歯肉にも優しく働きます。研磨剤が含まれていないために、ブラッシングによって歯にダメージを与える心配がありません。
■4. リュミエールブラン
新発想の着色除去法を利用しています。従来の歯磨き粉による着色(ステイン)除去は研磨剤によって、磨き落とすというのがそのメカニズムでしたが、リュミエールはその研磨剤が配合されていません。それではどうやってステインを除去するのでしょうか。
本剤にはカルシウムイオンが配合されているのですが、そのカルシウムイオンと、ステイン中の脂肪酸を反応させて、化学的にステインを歯の表面から剥離させるというのがそのメカニズムです。この剥離させる能力がかなり大きく、白く、着色の少ない歯を生み出すことができます。研磨剤を使用していないので、歯に傷をつける心配がないのも大きなメリットの1つです。基本的にむし歯や歯周病の予防には、歯磨き粉を使用していなくても、歯磨きやフロスが適切に行えば充分と言われていますので、研磨剤が入っていないからといって、汚れがきちんと落ちないかどうか心配する必要はないでしょう。多くの芸能人が使用しており、また多少値段がはりますが、歯の黄ばみを気にされている方には、一度試してみる価値がある商品ではないでしょうか。
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■5. ブリリアント モア(ライオン)
数多くのデンタル商品の販売しているライオンの製品です。ステイン(着色)は歯の表面のカルシウムイオンと強く結びつき、歯の表面に存在していますが、この商品に含まれている「ピロリン酸ナトリウム」がステインとカルシウムイオンとの間に入り込み、その結合を外す働きをするため、歯の表面のステインを効果的に除去する事ができます。また、あらたにステインが歯の表面に付着するのも効果的に予防します。さらに、フッ素が配合されていますので、歯の再石灰化によって歯の表面を滑らかにし、虫歯の予防にも威力を発揮します。
この商品はお手頃な値段に設定されていますので、長期的な使用でも、お財布事情に負担にはならないでしょう。
■6. トゥービーホワイト(セルメディ)
この歯磨き粉には、研磨剤が配合されておらず、薬用美白成分のポリエチレングリコールによって、汚れを浮かしてブラッシングによって着色を落としていきます。また、パールと雲母チタンの光沢剤が入っていて歯を輝かせます。また、フッ化ナトリウムとモノフルオロリン酸ナトリウムの2種類のフッ素も配合されており、歯の再石灰化を促します。セージ、ローズマリーなど天然植物由来エキスが配合されており、高い消臭効果が期待できます。加水分解コラーゲン、アルギニンなどの保水力の高い湿潤剤も入っていて、より歯に優しい製品といえるでしょう。
■7. スーパースマイル
アメリカの製品で、母国でもその効果が高い支持を得られています。
荒い研磨剤の使用を控え、歯の表面をできるだけ傷つけないように配慮されています。独自で開発された「カルプロックス」という成分が、ステインを覆っている膜のみを選択的に分解することによって、歯にダメージを与えずに効果的なステイン除去を実現しています。フッ素やカルシウム、リンなどの歯の表面のミネラル成分も配合されていますので、効果的な歯の再石灰化を促し、歯のダメージの修復を助け、健康で汚れにくい歯をつくっていきます。
輸入品で日本国内の基準を満たすように徹底した品質管理がされていますので、多少値が張りますが、その分信頼できる商品とも言えるでしょう。
■8. Made of organics ホワイトニング トゥース ペースト
当然ですが、口の中は、体の中につながる入り口です。歯磨き粉は毎日使用するものですので、できるだけ身体にやさしく、自然で、刺激が少ないものを使いたいという方も多いのではないでしょうか。また、アレルギー体質の中、人工化合物などが合わない方で、ご自身に合った歯磨き粉を選ぶのに、苦労されている方もいるかもしれません。
この歯磨き粉は、合成化合物が一切使用されていない、100%天然由来の歯磨き粉です。
バンブーパウダーとシリカが着色除去を目的として、研磨剤として配合されています。このバンブーパウダーはコラーゲンの生成を助けますので、コラーゲンが主成分の歯肉の健康を保つのにも有効といえるでしょう。
また、発泡剤が使用されていないので、口の中が泡だらけになり、ブラッシングが不十分になる事を防ぎます。無理せず、自然に歯の白さを目指す方には最適な商品と考えられます。原産国はオーストラリアですが、値段もそれほど高くならないように抑えられていると思われます。
■9. ウェルテックコンクール クリーニング ジェル
多くの歯科医院からの薦められることの多い、コンクールの製品です。研磨剤として、細かい粒子の珊瑚パウダーが配合されており、歯の表面へのダメージを与えにくくなっています。また、ハイドロシアパタイトも配合されていますので、歯の再石灰化が促され、ツルツルで汚れがつきにくい歯をつくっていきます。
週に1~2回程度の使用がメーカーから推奨されています。
■10. R.O.C.S
ロシアの歯磨き粉です。
「ブロメライン」と呼ばれる天然蛋白分解酵素を配合しており、歯の表面の汚れを効果的に除去できるようにしています。また、キシリトールが配合されていますので、むし歯予防や、歯の再石灰化を助けてくれます。カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分も配合されていますので、歯の表面から失われたミネラルを効果的にリチャージすることができます。
もうひとつ、大きな特徴として、この歯磨き粉にはフッ素が配合されていません。「あれ、フッ素はあった方が、歯にはいいんじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんが、生体へのフッ素の影響を疑問視し、逆にフッ素が含まれていない歯磨き粉を意図的に使用している方もいます。実際にフッ素が安全かどうかという話はここでは書きませんが、ご自身の体に関わる事なので、自身の考えに基づいて選択していくのは当然の事と考えられます。
現在では、フッ素はむし歯予防に効果があり、体への影響は特に問題がないという考えが主流なので、多くの歯磨き粉にはフッ素が配合されていますのが、逆にフッ素が配合されていない歯磨き粉を探す方が大変のような気がします。普段からフッ素の身体への影響について懸念されている方で、歯のホワイトニングに関心がある方にとっては、この製品はうってつけのものといえるでしょう。
■11. デンティッセ
アメリカで人気のある製品です。特徴は、研磨剤として、天然粘土の「カオリン」が使用されています。「カオリン」は粒子の形が円盤状で尖っておらずに、他の歯磨き粉の研磨剤として使用されている「シリカ」などと比べて、歯の表面が不用意に傷つけられることが軽減されます。そのため、なめらかで艶のある歯を得る事ができると言われています。
■12. オーラツー ステインクリア プレミアムペースト
サンスターの製品です。大小2種類のシリカが研磨剤として使用されています。ステインを溶解する成分が配合されているので、効果的なステイン除去が期待できます。また、光沢剤として雲母チタンが使用されていて歯に輝きを与えます。さらに、フッ素も配合されていていますので、歯の生石灰も期待する事ができます。
お求め安い価格で、長期的に継続して使用できるようになっています。
■13. キラルンペースト
海洋性天然アパタイトを配合しているのが大きな特徴の歯磨き粉です。この天然アパタイトは、人工アパタイトと比べて、歯と同化しやすく、口の中の浄化、口臭の予防、歯垢を効果的に除去できる効果などがあります。
■14. シュミテクト やさしくホワイトニング
ホワイトニングに興味があるが、知覚過敏などで歯がしみやすいという方におすすめの商品です。配合されている硝酸カリウムがバリアをつくり、歯の神経に様々な刺激が伝わるのを防いでくれます。シュミテクトはたくさんの歯科医師から推奨されることが多い、安心の商品です。また、フッ素が配合されていますので、歯の表面を滑らかにする、再石灰化効果も期待できます。研磨剤としてシリカが配合されています。
■15. シティースホワイト EX エクストラミント
口臭予防からホワイトニング効果まで、総合的にお口の健康を保ってくれる商品です。研磨剤としてβ-TCP(リン酸第三カルシウム)、タバコのヤニの除去を目的としてマクロゴール400、ポリビニルピロリドンが配合されています。歯の再石灰化を促すためにフッ素も含まれ、さらに口臭予防としてゼオライトが配合されています。
歯をきれいに白く保つ秘訣3つ
白くなった歯をできるだけ長く保つには大きく以下の3つの要素が大切になってきます。
■①飲食物、嗜好品とその他の習慣
飲食物に関しては、カレー、ケチャプ、コーヒー、紅茶、お茶、ワインなど歯の表面に着色をしやすいものをできるだけさけるようにします。また、喫煙の有無や、回数も多いと、それだけヤニ汚れが見立つようになってきます。
炭酸飲料水などの酸性が強い飲み物も歯の表面を溶かして、凸凹の原因となりえますので、極力控えた方がいいでしょう。
また、歯ぎしりや、くいしばりなどの習慣がありますと、歯の表面が欠けたり、すり減ってきて、より着色しやすい状態をつくりますので、注意しましょう。
■②歯磨き粉の継続的な使用
しみるなどの症状がみられることもなく、問題なく歯の着色を満足のいく程度に落とせる歯磨き粉を使用している場合は、継続的にその歯磨き粉を使用されるのも秘訣の1つです。ただし、着色が目立ってきたなどのなんらかの問題が起こってきた場合は、歯磨き粉を見直す必要があるかもしれませんので、何が原因なのかを考える必要があるでしょう。
研磨剤入りもしくは、研磨力の強い歯磨き粉の使用頻度を考えるのも大切です。例えば、研磨力の強い歯磨き粉は1日1回もしくは数日に1回の使用にとどめて、後は研磨剤があまり入っていない歯磨き粉を使用すれば、歯への大きなダメージを防ぐ事ができると考えられます。結果的に歯の表面が滑らかに保たれ、着色がしにくい歯になるでしょう。メーカーによっては、そういった適切な使用頻度まで説明している、親切なところもあります。
さらに、研磨剤がたくさん配合されている歯磨き粉をブラッシング力の強い電動歯ブラシで使用すると、歯にかなり大きなダメージを与える場合がありますので、ご自身で判断できないときは通っている歯科医院で相談してみるといいでしょう。
■③自分の口腔内の状態の正しい理解
また、ご自身の歯の状態について、細かく把握しておくのも大切です。虫歯になったことがある歯なのか、根の治療をしたことがある歯なのか、被せ物などをしている歯なのか、はたまたどのような種類の被せ物をしている歯なのか、といったことを知っておくと、大変便利です。
例えば、詰め物がされている歯は詰め物と歯との境目の部分に、茶色い線がついてきやすいですし、神経が死んでいる歯は、歯そのものの色が黒く変色してくる事もあります。
また、被せ物をしている歯は基本的に天然の歯と比べると着色がしにくいですし、被せ物をしている歯の中には、例えばプラスティックの材料をで作られている安価なものは、着色がしやすいなどがあります。
こういった情報をご自身の頭の中で整理しておくと、なんで着色がしやすいのか、歯磨き粉のホワイトニング効果はどれ位なのかといった事が正確に判断しやすくなってくると思います。また、どれだけ注意してきちんと対策をしていても、やはりご自身のみで着色を完全に予防するのは限界がありますので、定期的に歯科医院に足を運び、きちんとクリーニングをしてもらう事も、歯を白く保つ秘訣のひとつと言えるでしょう。
まとめ
一言で歯を白くしたいといっても、どれだけ白くしたいのか、多少歯にダメージを受ける恐れがあっても白くしたいのか、白くはしたいけど歯の健康の方がやはり優先順位が上なのか、歯磨き粉は多少高くてもいいものならば買うのか、喫煙者かどうかなどなど、選ぶ人のお口の中の状態と、各個人の考え方によって、適した歯磨き粉というのは人それぞれ異なります。
歯や歯磨き粉関する知識を増やして、長期的に自分はどのようにお口の中をケアーしていきたいのかを考えて、それに沿っていろいろな事を試していかれるのが一番いいと思われます。
また、分からない事はやはりプロに聞くのが一番だと思います。定期的に通われている歯科医院で、ただお掃除をしてもらうだけではなく、分からない事、興味があることについてどんどん積極的にコミュニケーションしていくようにしてください。
一人で調べたり、考えたりしているよりも、色々な情報を得る事ができると思いますし、なにより自分の希望や願望を伝える事によって、歯科医師や衛生士さんも、あなたが何を望んでいるのかが分かり、より実りある医療サービスを提供できる可能性が高くなると思われます。